SEO(検索エンジン最適化)は随分前から使われている言葉です。
十年一昔ならば、SEOは一昔以上前からの言葉で、インターネットが存在する以上は未来永劫使われていく言葉。
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検索エンジンの黎明期
2000年代に入った頃のGoogleとYahooの検索エンジンは初期段階ということもあり、まだ検索精度がそれほど高くはありませんでした。複数のキーワードで検索しても、自分が探している情報が出てくるまで手間がかかっていた記憶があります。
まあ、それでも大手ショッピングサイトの検索システムよりは上です。
当時、GoogleとYahooの検索結果がまるで違い、日本ではYahooを好むユーザーが増加しました。Googleはクローラーが世界中のサーバー情報をインデックスし、アルゴリズムを組み上げていく純粋なロボット型検索エンジン。
Yahooはディレクトリー登録を採用していました。
サイトのURLを登録申請するにはそれなりの費用がかかり、審査の結果によってはディレクトリー登録を保証しないという強気のサービスが存在していました。
インターネット黎明期は事業者のウェブがYahooの検索結果に上位表示されることが目標であり、個人も含めて真剣に取り組み始めていました。
その後、検索エンジンの世界ではGoogleのシェアが上昇を続けてきました。YahooはYST(Yahoo Search Technology)の開発を断念し、2010年にGoogleの採用を決定しました。
検索結果というものを考えると
Googleのアルゴリズムは日々バージョンアップされ、時として大幅なアルゴリズムの変更がなされます。その後、SEOを業としている組織や独自の検索エンジン対策を研究しているウェブマスターは慌てふためくことがあります。
ところが、Googleアルゴリズムの変更によって、該当ページの検索結果が大きく変化するならば、それは本来のSEO対策ではないでしょう。
それは、その時のGoogleアルゴリズムに迎合するように意図的なSEO対策がなされている可能性があるでしょうし、不自然な対策と言えなくもありません。
ある特定のWebサイトが2年、3年、それ以上の長期に亘って同じ検索結果を保ち続けるということは考え方によっては不自然とも考えられます。
もし、長期的に同じような検索結果を保ち続けているサイトがあるならば、それはネットユーザーにとって有益な情報が多く、情報が更新されていてGoogleの評価が高い証拠でしょう。
毎日、次々と同じ言語で新しいウェブサイトが生み出されている以上、それらが将来的に自分のライバルサイトとなる可能性があります。
現在の検索結果が長期的に同一であり続けるのは、ある意味、検索エンジンのアルゴリズムが未熟とも言えるでしょう。
どのようなテーマのウェブサイトであっても、Googleが長期的に高く評価するサイトとは、ネットユーザーにとって有益となる質の高い情報を公開し続けているサイトでしょう。
これは「言うは易く行うは難し」なのですが、この1点につきると思います。
基本的にGoogleは広告業。
Googleの売り上げの90%以上はAdwords広告によってもたらされています。
では、ここでネットユーザーの検索の流れを今一度確認しましょう。
(1)ネットユーザーがGoogleにキーワードを入力して検索。
↓
(2)画面の左側に序列化された検索結果、ヘッダー部と右側、フッター部にGoogle Adwords広告が自動表示される。
↓
(3)ネットユーザーは探している情報が見つかればテキストリンクをクリック。見つからなければ、複数のキーワードまたは別のキーワードを入力して再検索。以降、繰り返し。
多くのネットユーザーはAdwords広告と自然検索結果の違いをあまり意識していないと思います。ユーザーにとっては、どちらも同じテキストリンクです。
ネットユーザーは、できるだけ短時間で効率的に自分が求めている情報を入手したい。あるいは希望している製品やサービスを調べて入手したい。
ユーザーはGoogleを辞書代わりに使用し、彼らにとってGoogleは情報や商品、サービスを効率的に探し出すツール。よって、ネットユーザーがメリットを多く得ることができる検索結果がGoogleの目標とする検索エンジンということになります。
言い尽くされた言葉ながらSEOに王道なんてありません。Googleのアルゴリズムは毎日のように変化していきますし。
定義が無いのがSEO。
しかし、Googleに好かれるサイト構成というものはあるでしょう。
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