企業のWebサイトやブログの各Webページを作成する上で、タイトルタグとも呼ばれるページタイトルがSEOとCTR(Click Through Rate:クリック率)の結果を大きく左右します。
タイトルタグのHTMLは<title>○△□</title>。
○△□にページタイトルが入ります。
Web管理者がWebページを作る際、適当と言ってしまったら語弊があるものの、何となくページタイトルを付けているケースが少なくありません。
しかし、SEO対策やCTRを向上させる上でページタイトルはとても重要。なぜなら、ページタイトル次第でSEOの結果とCTRが大幅に変わることがあるからです。
では、ページタイトルとSEO、CTRの関係について呟いてみたいと思います。
Contents
ページタイトルは簡単なようで難しい
管理人は複数のSEO対策の中で、ページタイトルの重要性は控えめに言っても上位5位に入ると考えています。そして、CTRはページタイトル次第で大きく上下します。
一例として、釣りの話を挙げてみます。
昔から釣りの世界では、「釣りはフナに始まりフナに終わる」という格言があります。
釣り好きな少年は最初、近くの川や池、沼でフナ釣りから始めます。その後、年齢と共に行動範囲が広がり、好奇心旺盛な釣り人は1級河川や湖、海、渓流へと釣りスポットが広がっていきます。
釣り人は、あらゆる場所で釣りの経験を重ねるにつれて、釣りの楽しさと奥深さにはまっていきます。
そして、釣り愛好家が改めてフナ釣りに戻ると、フナ釣りの釣果を上げるのは容易ではなく、奥深さに気付かされます。
管理人は、この格言とWebページタイトルは類似点があるような気がします。
Web管理者は日常的にページタイトルを考えてWebページを作成しています。Web管理者にとって、Webページ作成時の最初の仕事であるページタイトル作成は「最初はグー」のようなもの。
経験の浅いWeb管理者は思い付きでページタイトルを決めてしまう傾向があります。無理もありません。
しかし、このページタイトルはSEOやCTRの効果を高めていく上で超が付くほど重要な要素となります。
管理人は「SEOとCTRはページタイトルに始まりページタイトルに終わる」と考えています。
ページタイトルとSEOの関係
ページタイトルの付け方
Web管理者にとっては常識的なことながら、ページタイトルに記事内のキーワードを入れる必要があります。
当ブログ記事のページタイトルは「Webページタイトルの付け方と最適化がSEO対策とCTRを左右する」。
このページタイトルに含まれるキーワードは次の3つ。
・ページタイトル
・SEO
・CTR
ページタイトルに上記3つのキーワードを織り込みます。キャッチーで訴求力の高いページタイトルを作ることで、効果的なSEOとCTRに1歩近づくことができます。
ページタイトルはWebページを要約したキャッチコピーでもあるため、書籍のタイトルと同様に非常に重要な要素となります。
ページタイトル内のキーワードは1つ?
ちなみに、「ページタイトルに入れるキーワードは1つ」という考え方があります。
それでもOK。間違いではありません。
しかし、多くのネットユーザーは複数のキーワードで検索しています。ネットユーザーは最低、2語~3語以上のキーワードで検索する以上、ページタイトルに2語~3語のキーワードを入れた方がSEO対策上、有利に働く場合があります。
コンテンツSEO
ページタイトルに含まれるキーワードとコンテンツ内容はリンクさせる必要があります。
Webページのコンテンツに上記3つのキーワードを織り込みながら記事を作成します。これにより、Googleは該当ページが「ページタイトル+SEO+CTR」について書かれている記事であると認識します。
ページタイトル最適化/PTO
Googleクローラーのクローリング
Webページを公開後、GoogleクローラーがWebページをキャッシュするまで時間が必要です。
Webページの公開後、早ければ、翌日にはクローラーがキャッシュしてくれるWebもあれば、1週間程度の時間を要する場合もあります。
このあたりはGoogleクローラー次第であって、Web管理者がクローリングの頻度をコントロールできません。
大雑把に、毎日のようにWebページを作成&公開しているしているアクティブなWebや過去記事をリライトしているWebは頻繁にクローラーにクローリングされる傾向があります。
そして、クローラーがWebページをキャッシュ後、徐々にアクセスが増えていく場合もあれば、あまりアクセスが増えない場合もあります。
アクセス状況の分析&PTOの実施
ここで、Webページのアクセスが伸びない場合、Google AnalyticsとGoogle Search Consoleで該当ページのアクセス状況を分析します。
検索クエリとページタイトルにミスマッチがあるならば、ページタイトルを修正することでアクセスが増加するケースがあります。
このアクセスの変化を分析すると、今まで、検索クエリとページタイトルがマッチしていなかったため、Googleは該当ページを低評価していたと考えられます。
言わば、これはページタイトルの最適化。英語でPage Title Optimization(以下、PTO)。
ちなみに、この「PTO」は管理人が勝手に考えた造語。PTOで検索しても、関連記事がヒットしませんでした。もしかして、PTOは日本初の言葉かもしれません。
ページタイトルとCTRの関係
週刊誌はキャッチコピーのバイブル
ネットユーザーは日々、様々なクエリでGoogle検索しています。
ネットユーザーは当然ながら人のため、Web管理者は人の心理を考えて興味深いページタイトルを作る必要があります。
言葉で言うのは簡単ながら、ゼロからCTRの高いページタイトルを作るのは容易ではありません。
そこで、一例として週刊誌の各記事の見出しが大いに参考になります。
週刊誌の記者の方々はキャッチーな見出し作りに記者生命を賭けているため、言わば、彼らは人心を掴むキャッチコピーのプロ。
Web管理者は数多くの見出しに目を通し、魅力的な言葉を操る感覚を身に付けたいものです。
上位表示とCTRの関係
当然ながら、検索結果で該当ページが上位表示されるようになると、CTRが高くなる傾向があります。
よく、ネット上に「Googleで上位表示されるほど、クリック数が増加する。」という記事があります。
これは、その通り。しかし、上位表示とクリック数は完全に比例するとは限らないのです。
仮に、検索結果が5位のWebページであっても、クリック数とCTRが高いケースがあります。
この背景として、検索結果に表示されたページタイトルがネットユーザーにとって興味深く、Meta Descriptionの内容が好奇心をくすぐるような内容であれば、思わずタップ or クリックしてしまうのです。
この事実からも、SEOのみにこだわるのではなく、Webページにより興味深いページタイトルを与えることも大切になります。
まとめ
経験年数の長いWeb管理者であっても、最初からレベルの高いページタイトルの作成は容易ではありません。最初から完成度が100%のページタイトルを狙うのは、ほぼ不可能。
そこで、最初はページタイトルの完成度を60~70%を目標に作り込みます。
そして、以下の流れでページタイトルを最適化することで、今以上のSEO効果と高いCTRに1歩近づくことができます。
【1】ページタイトルにキーワードを織り込む。
【2】一定期間後、Google AnalyticsとGoogle Search Consoleでアクセス分析。
【3】クエリにマッチするようにPTOを実施。
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