管理人は、SEOの世界に関わり始めてから随分長いです。
Googleは2,000年9月の検索サービス開始以来、ペンギン、パンダ、ハミングバード、モバイルフレンドリーといったアップデートを繰り返してきています。
そして2017年4月にGoogleアルゴリズムが変更されて、「情報の正確性/E-A-T」がページ評価の対象になりました。
Googleポリシー
毎日毎分、大量のページがインターネット上に出現するようになった今日、検索エンジンを出し抜こうとする新たな手法も登場しました。この中でも、もっとも顕著なものの一つが、明らかに誤解を招く内容や、低品質かつ攻撃的なコンテンツ等によって、悪意のある情報を広める「フェイクニュース(偽ニュース)」です。
2,000年代初頭、Googleのアルゴリズムはシンプルなものであり、被リンク数が多いWebサイトが高い評価を受けていました。それを思うと、今日のGoogleは隔世の感があります。
Googleは小さなアップデートを含めると、毎日のように進化していると言われます。Googleは2015年から、AI(人工知能)によって検索ユーザーの動向を学習し、アルゴリズムに反映させています。
[WIRED]
http://wired.jp/2016/03/13/ai-is-transforming-google-search/
この人工知能の採用は、よりユーザーにとって利便性が高い検索エンジンサービスの提供が基本となっています。
つまるところ、Googleポリシーに行き着くわけで、Googleポリシーの基本は今も変わることなく、このように定義されています。
「Googleのポリシーは、クオリティの高いユーザー エクスペリエンスの実現を目的に策定されている。」
「エクスペリエンス」って何?と突っ込みを入れたくなりますが、
「エクスペリエンス=Experience(経験、体験)」。
ちなみに、英語の発音では「エクスペリエンス」ではなくて、「イクスペアリアンス」の方が近いのですけど、カタカナ表記では「エクスペリエンス」が多いようです。
このGoogleポリシーを分かりやすく書き直すと、このようになるでしょう。
「Googleのポリシーは、質の高いユーザー体験の実現を目的に作られている。」
Googleは検索エンジンのユーザーにとって利便性が高くメリットがあるサービスの実現を目指しています。
これにより、多くのユーザーが日常的にGoogle検索し、YouTubeを視聴することになり、結果的に広告効果が高まることで、Googleのビジネスが好循環するという流れ。
Googleのビジネスモデル全体を把握することで、SEOの根幹が見えてくると思います。
SEOの技術はSEOの中の1つ
管理人は時折、「SEO」を含むキーワードで検索することがあります。相変わらずSEOに関するテクニカルな記事が非常に多い印象を受けます。
SEOに関するH1, H2, Page title, Page Description, パンくず, キーワード出現率等々のテクニカルな記事が大量にヒットします。確かに、これらの情報はSEO対策として無視できません。
しかし、テクニカル的な対策がSEOの全てではないと思います。また、今となっては、それらはSEO対策の中の1つという捉え方がより適切でしょう。
もちろん、GoogleがSEOの基礎についてスターターガイドを公開していますから、これはSEOの基本として押さえておきたい。
[参考リンク]
Google検索エンジン最適化スターターガイド (PDF)
スマホユーザーの増加
スマートフォンの普及により、手元のスマホでGoogle検索することが多くなりました。
当ブログのアクセス解析(Google Analytics)によりますと、PCよりスマートフォンからのアクセスの方が多いのです。スマートフォンユーザーの多くはGoogleユーザーのため、管理人もGoogleユーザーの1人。
自分が手元のスマホで情報を検索している時、なるべく短時間で希望する情報を得たいものです。
先のようなH1、Page title、Page Description、パンくず、キーワード出現率等が理想的なwebページが検索でヒットしても、内容がペラペラであれば、ユーザーはメリットを得られません。
そのようなWebページを眺めると、SEOの技術的には優秀ながら、情報を伝えるマーケティング部のマーケター不在の印象が否めません。
数年前から、SEOに関して何回か呟いてきましたが、数年前も今も基本的なGoogleポリシーに変わりはありません。
SEOに関して、Googleアルゴリズムの変更に伴う、その時々のトレンドはあります。しかし、それを追いかけていては、木を見て森を見ずとも言えるでしょう。
ウェブマスターはトレンドを把握しつつ、1 Googleユーザーでもあるため、ユーザー目線を意識したいものです。
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