スニーカーを選ぶとなると、ナイキ/NIKE、アディダス/adidas®、ニューバランス/New Balance®、バンズ/VANS®、コンバース/CONVERSE®、プーマ/PUMA、K-Swiss、リーボック/Reebokあたりのブランドが思い浮かぶのではないでしょうか?
管理人はこれらの中で、ニューバランスとバンズ以外のブランドを全て購入したことがあります。
管理人は20代から30代にかけてはナイキをひいきにしていました。その後、年齢を重ねるにつれて、何故かナイキの「スウィッシュ」が気になり始めたのです。
スウィッシュとは、ナイキ製品に使われている筆文字のようなロゴマーク。
このようなマーク→「✔」。
年齢と共に自然と身に着ける洋服や靴の好みが変化していくもので、似合うファッションも変わってきます。
例えば、中年のおじさんがガンダムみたいなデザインのスニーカーを履いていたら、「?」と思いませんか?
もし、そんなおじさんを見かけたら、よほどそのスニーカーのデザインとブランドが好きなのか、あるいは、足元を含めたファッションに無関心なのかもしれません。
さて今回、大人が履いても似合うスニーカーに出会うことができたので、購入後のレビューを兼ねてスニーカーについて語ってみたいと思います。
Contents
大人が履いて似合うスニーカーとは?
靴の中で、最もフォーマルな靴は革靴。
男性用革靴の中で「内羽根ストレートチップ」が最もフォーマルなタイプ。冠婚葬祭では、「内羽根ストレートチップ」を履けば間違いがありません。
そして、ビジネスシーンで「内羽根プレーントゥ」もフォーマルな革靴。
若い頃は、靴を含めたファッションにデザインやカラーの冒険や「くずし」があってもOK。それが若さの表現。
そして、林家ぺーとパーさんや、かつて「ウチのおとーちゃん」の口癖で有名人であった大屋政子さんなどは別として、大人になっていくと、年齢とTPOに合うファッションが求められていきます。
いい大人が冠婚葬祭でローファーを履いていたら、常識を疑われてしまいます。
そして、革靴の対極にあるのがカジュアルなスニーカー。
しかし、スニーカーは全てカジュアルな靴という訳ではなく、フォーマルに近いスニーカーもあれば、超カジュアルなスニーカーもあります。
フォーマルに近いスニーカー
フォーマルに近いスニーカーは単色、またはヒールタブのみ別カラーのタイプ。
そして、切り替えが少なく、全体的なシルエットが細身で靴底が薄いタイプはフォーマルに近いスニーカー。
大人が履いて似合うスニーカーは、このようなフォーマルに近くドレスライクなスニーカーなのです。
カジュアルなスニーカー
スニーカーの中で、子供用のスニーカーは超カジュアル。
色使いとデザインが派手で切り替えが多く、全体的にごちゃこちゃしています。子供用スニーカーが玩具的なデザインなのは、子供はそのようなデザインが好きで、よく売れるからでしょう。
そして、ナイキやアディダスの中にも、派手なデザインと色使いのスニーカーがラインアップを飾っています。
そのようなデザインのスニーカーはカジュアル色が強くなります。スポーツの分野でそれらを履くのは別として、日常生活やストリートでは子供っぽいのです。
アパレルの多くが革靴やスニーカーに手を出さない理由
アパレル業界のデザイナーは服をデザインし、型紙を作ってから生地の裁断、縫製して1着の服が完成します。
このようなビジネスは大昔から存在しているため、関連デザイナーと職人は世界中に星の数ほどいます。
洋服ビジネスは資本と設備、そして、人を集めることでスタートできる、比較的、敷居が低い業界。OEMで服を作る会社も存在します。
その点、靴製造はカジュアルウエアなどの服より製造の難易度が高く、腕利きの職人によって成り立っている世界。
しかも、靴は0.5cm刻みでサイズを揃える必要があり、販売店は製造した靴を全て完売させるのが非常に難しいのです。
このような背景があり、靴の分野に進出するアパレルは少ないのです。
GUメンズスニーカー、スエードタッチ&レザータッチ
GUのスニーカーは2016年頃までは、デザインやクオリティの面で評判と評価にまだまだ感があり、購買層が限定的だったかもしれません。
しかし、GUスニーカーのデザインとクオリティが近年、急速に上がっている印象を受けます。
メンズの革靴もGUのラインアップに加わり、女性用のパンプスやスニーカー、トレッキングシューズ、防寒シューズも含めて、GUはシューズにも力を入れているファストファッションブランド。
さて、管理人の自宅からほど近いショッピングモールに構えているGUの店内を歩いていると、フォーマルに近いスニーカーが視界に入ってきたのです。
商品名は「GU MEN スエードタッチスニーカー」と「GU MEN レザータッチスニーカー」。両スニーカー共に25.0、26.0、27.0、28.0の4サイズ。
管理人はGUスニーカーのデザインに一目惚れし、早速、試着室の前の椅子に座り、試し履きをしてからレジへ直行したのです。
GU MEN スエードタッチスニーカー(NAVY/ネイビー)
GU MEN スエードタッチスニーカー(NAVY/ネイビー)のデザインはコートスタイルのテニスシューズ。
スニーカーとしては、細身のデザインで切り替えが少なく、側面にはステッチのみ。白いヒールタブがアクセントになっています。
素材は合成皮革ながら、なかなかクオリティとリアリティが高いスニーカー。スニーカーから1m離れて見たら、まさにスエードスニーカー。
SIZE : 25.0、26.0、27.0、28.0cm。
Price : ¥1,990(Without tax)
GU MENレザータッチスニーカー(White/ホワイト)
GU MENレザータッチスニーカーのデザインもコートスタイルのテニスシューズ。
スエードタッチスニーカーと同様、スニーカーとしては細身のデザインで切り替えが少なく、側面にはステッチのみ。
スニーカーの近くで表面をよく見ると、リアルレザーとは質感が異なるものの、1m離れて見たら識別できません。
SIZE : 25.0、26.0、27.0、28.0cm。
Price : ¥1,990(Without tax)
GU MEN スニーカーレビュー
デザインとカラー
今回、購入した2足のGUスニーカーはフォーマル寄りのデザインのため、ジーンズやチノパン、スラックス(GUのネイビーカラーならOK)、夏に履く短パンなどでもコーディネイトしやすいと思います。
カラーは他に、ブラック、グレー、ワイン。
素材
GU MEN スエードタッチスニーカーとGU MEN レザータッチスニーカーの素材は共に合成皮革のため、本革スニーカーのような耐久性はありません。
また、合成皮革は本革のように伸びて、足に馴染むようなことがありません。
ただ、スエードタッチスニーカーとレザータッチスニーカーのソールは耐久性のあるゴム底のため、3年ほどは履けるのではと思っています。
ちなみに、ウレタンソールのスニーカーは確実にウレタン部分が加水分解を起こして劣化が進んでしまいます。
ウレタンソールのスニーカーを履いても履かなくても、3~4年程度で寿命を迎えてもおかしくありません。
管理人はかつて、一目惚れしたウレタンソールのナイキ/NIKEスニーカー×3足(色違い)をまとめ買いしたものの、何年かして3足ともソールが剥がれてしまった苦い記憶があります。
3足のうち、2足に足を通したのは数えるくらいだったこともあり、かつてのNIKEファンとして、心が凹んだのは言うまでもありません。
履くことが少ないウレタンソールのスニーカーは水分の影響を受けて寿命が短くなるようです。
1cm刻みのサイズ
GU MEN スエードタッチスニーカーとGU MEN レザータッチスニーカーのサイズは共に「25.0、26.0、27.0、28.0cm」の4種類のみ。
各サイズの中間である「0.5」サイズがありません。これは、コストダウンと売れ残り回避の戦略なのでしょう。
管理人がスニーカーを購入する時、26.5cmのサイズを選ぶことが多く、まずは27.0cmのGUスニーカーを試し履きしました。
ところが、サイズが大きすぎるため、次に26.0cmを試し履きしたところ、足の親指周りに余裕があります。
今回、購入したGUスニーカーのサイズは1cm刻みのため、概ね少々大きめのサイズを購入することになります。
足のサイズによっては、GUがフィットしない人がいるかもしれないので、必ず店舗での試し履きをおすすめします。
重量
GU MEN スエードタッチスニーカーとGU MEN レザータッチスニーカーは共にとても軽く、重量を測ってみました。サイズは26cm。
・GU MEN スエードタッチスニーカー:270g
・GU MEN レザータッチスニーカー:286g
GU MENスニーカーは重量が軽い部類に入ります。
履き心地
GU MEN スエードタッチスニーカーとGU MEN レザータッチスニーカーを一言で評価レビューすると、「軽くて、とても歩きやすいスニーカー」。
スエードタッチとレザータッチスニーカーは共に細身のデザインの割には、足が左右から圧迫されるようなナロー感はまったくありません。
そして、スエードタッチとレザータッチスニーカーは共に、一般的なコートスタイルのテニスシューズと比較してソールと合成皮革が柔らかめ。軽い重量と相まって、足取りが軽やかに感じます。
GUスニーカーのまとめ
今回、出会えたフォーマル寄りのGUスニーカーは驚きの激安価格。管理人は、GUブランドだから購入したのです。
もし、普通の靴屋さんで同じ価格帯のスニーカーが視野に入ってきたら、絶対に買いません。w
スニーカーとの付き合い方として、1足、1~2万円の本革スニーカーをメンテナンスしながら大切に履くのはもちろんアリ。
それプラス、今回のショッピングで、GUスニーカーを複数足揃えて、自分のファッションやTPO、気分に合わせて使い分けるのも楽しみがあってアリではないかと考えるようになりました。
合成皮革のスニーカーならば、雨の日でも履けますし。
おしゃれは足元から
言い尽くされた言葉ながら、おしゃれは足元から。
例えば冬季、Aさんがモンクレールのダウンジャケットを羽織っているとしましょう。
しかし、足元が履き潰したよれよれのナイキやアディダスのスニーカーでは、モンクレールがアメ横で売られているパチモンのジャケットに見えてしまいます。
2~3万円クラスの革靴を複数足メンテナンスしていけば、10年以上、履き続けることは可能。
グッドイヤーウェルト製法の革靴であれば、靴底の交換が可能。いい革靴の革は自分の足にフィットするように変形し、いい感じで馴染んできます。
その点、本革スニーカーをメンテナンスしていっても、10年間、履き続けることは難しいのです。
ウレタンソールのスニーカーは消耗品。コートスタイルのテニスシューズは経年劣化により、ソール部の側面が黄ばんできます。
いずれにしても、スニーカーに使われている素材の耐久性は、まともな革靴に比べたら低いのです。
ということは、GUのスニーカーを2~3年毎に買い替えていくのは、足元のファッションとコーデにバリエーションが増えて、これはこれでアリだと思います。
ファーストリテイリングの完全子会社であるユニクロ、そしてGUはアパレル業界を大きく揺さぶり、ファストファッション業界を牽引してきたのは言うまでもありません。
そして、GUはスニーカーを含めた靴市場に新たな一石を投じているようです。その波紋が靴業界にどのような影響を与えるのか、今後の動向が注目されます。
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