管理人が子供の頃、テレビで天才バカボンを観ていて
「バカボンのパパは何と風変わりで、面白いおじさんなのだろうw」
と大笑いしていた記憶が今も頭に残っています。
もちろん、子供がバカボンに隠されたバックグラウンドなんて理解できるわけがありません。
奥深いバカボン
自分が大人になり、YouTubeで改めて天才バカボンを眺めると、奥深いものを感じます。と言うのも、大人の視点から別の世界が垣間見えるのです。
しかし、頭がコンクリートのように固く、廊下の曲がり角を直角に曲がるような人は「バカボンなんて、低俗な漫画だ」なんて酷評するかもしれません。
このバカボンパパは破天荒な生活を送りながらも、最後の締めの言葉は
「これでいいのだ。」
なのです。
バカボンの主題歌では「これでいいのだ」の繰り返し。
この「これでいいのだ。」という言葉の奥には何があるのでしょう。
躓く日本の官僚
人が生きていく上で、想定外の事象が多々起きます。もし、一生死ぬまで追い風を受けて、とんとん拍子で物事が進んできた人がいるならば、是非ともお会いしたいもの。
さて、日本では官僚の自殺が無くならない言われます。
官僚達は東京大学を卒業し、優秀な成績で各省庁に入ったエリート層。彼らは明らかにブックスマート(Book smart)に属します。
官僚達の人生は保証されていて、退職金も年金もバッチリ。官僚は浮き草稼業の民間企業のような浮き沈みの激しい世界とは訳が違います。
それにも関わらず、官僚の自殺は無くならないようです。
そもそも、机に向かって一生懸命勉強するタイプは、明らかに神経質で生真面目な性格。微に入り細を穿つ性格の持ち主は、パーフェクトを求めてミスを嫌います。
つまり、彼らは完全癖が強い傾向があると言えます。また、そのような感性の持ち主は普通とは違う頭脳を持っているからか、精神疾患を患うケースが少なくないようです。
物事はこうであるべきという完全癖と脅迫観念から、理想と現実とのギャップで精神的に苦しむのかもしれません。
官僚のようなタイプは想定外の事象に出くわすと、目の前の現実を真に受けてしまい、強い責任を感じてしまうのかもしれません。
エリート達が滑ったり転んだりすると、対処方法が分からず、ただでさえミスを嫌う性格であるから自分を追い込んでしまうのかもしれません。
あるがまま生きるバカボンパパ
バカボンの話から始まって官僚の話になってしまいました。
バカボンパパの「これでいいのだ。」に隠されたメッセージを読み取ってみると、あたかも仏教の開祖、釈迦のように全事象をあるがまま受け入れているようなニュアンスさえ感じます。
・バカボンは何が起きても否定しない。
・くよくよしない。
・自然体で、あるがまま生きている。
言い換えれば、人間万事塞翁が馬。
何が災いし、何が幸いするか分かりません。確実に言えるのは、未来がその答えを出してくれます。
これでいいのだ
仮に、バカボンパパは天才なんだけど、バカなふりをしているだけで、何が起きても「これでいいのだ。と達観している。」と拡大解釈できるかもしれません。
頭がいい人が幸せになれるとは限らないし、もっとがんばろうという人が不幸になる訳でもないでしょう。
天才バカボンには奥深いメッセージが隠されているように感じますね。
【Amazon】
[参考リンク]
[関連記事]
こんにちは!記事拝見しました。
私はバカボンの世代ではなく、大人になってから知りました。
存在は知っているもののしっかり見たことはないのですが、
「これでいいのだ」というフレーズだけは知っていて
そののんびり構えた感じがいいなぁといつも思っています^^
私も失敗することが多いですが、
「これでいいのだ!」と失敗ではなく経験として捉えていけたらと思います。
あ…もしかして論点ズレだったらごめんなさい><
ご訪問有難うございます。
天才バカボンを深読みすると、奥深いですね。
「これでいいのだ。」は経験の一つとして捉えるのも、一つの考え方ですね。