2018年9月6日(木)、エックスサーバーが新しい機能をリリースしました。
それは、「ブラウザキャッシュ設定」機能。
エックスサーバーによりますと、ブラウザキャッシュ機能とは、
ネットユーザーがサイトのページにアクセスした時のレスポンスヘッダに、ブラウザのキャッシュ利用を指示する設定(Expiresヘッダ)を付加。
ネットユーザーが同一ページへ再度アクセスした時、ブラウザのキャッシュファイルが利用されるようになり、表示速度の向上や転送量の軽減が期待できます。
この機能を設定するメリットは、
【1】Expiresヘッダの付加はGoogleが推奨するページ高速化対応の1つ
【2】キャッシュを有効にした項目は最大7日間ブラウザに保持される
【3】ページの表示速度アップによって、GoogleからのWeb評価も期待できる
Google Analyticsを活用されている方々はご存知のことと思いますけど、ブログやサイトへの総アクセス数のうち、スマホからのアクセス割合が60%以上、ブログによってはそれ以上です。
スマホで検索時、ブラウザから気になるページタイトルをタップしても、ページのダウンロードスピードが遅いとユーザーが離脱する可能性が高まります。これは機会損失に繋がります。
GoogleがかねてよりWebページの高速表示について啓蒙していることもあり、今回のエックスサーバーの新機能はなかなか興味深い内容。
ということで、早速、当ブログのサーバー設定を変更してみました。
(注)2018年9月現在、サーバー番号によってはまだ「ブラウザキャッシュ設定」機能を利用できません。詳細は下記にて。
Contents
エックスサーバーのブラウザキャッシュ設定
エックスサーバーのトップページを開きます。
IDとパスワードを入力してログイン。
自分のエックスサーバーのサーバー番号はここで確認できます。
2018年9月現在、以下のサーバーは「ブラウザキャッシュ設定」機能を利用できます。
[sv60~sv200].xserver.jp
[sv501~sv1100].xserver.jp
当ブログは上記サーバーに該当するため、「ブラウザキャッシュ設定」機能を利用できます。
以下の日程で各サーバーは順次、「ブラウザキャッシュ設定」機能を利用できるようになります。
[sv1~sv59] 2018年9月13日
[sv201~sv500] 2018年9月~10月(予定)
[sv1101~sv1200] 2018年10月~11月(予定)
[sv1201~sv1300] 2018年11月~12月(予定)
[sv1301~sv1400] 2018年12月~2019年1月(予定)
[sv1401~sv1500] 2019年1月~2月(予定)
[sv1501~sv1999] 2019年2月~3月(予定)
「ブラウザキャッシュ設定」機能が利用できるようになると、エックスサーバーからメールが届きます。
ちなみに、エックスサーバーから届く各種メールは必要な情報に焦点を絞った内容ということもあり、プロモーションメールだらけで大切なメールが埋もれてしまう・・・といった事が無く好感を持てます。
では、エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。
サーバーパネル画面の左下で任意のドメインを選択して、[設定する]ボタンをクリックします。
※「ブラウザキャッシュ設定」機能はドメイン毎に設定する必要があります。
高速化の[ブラウザキャッシュ設定]をクリック。
ブラウザキャッシュ設定機能を設定。
デフォルトではこの画面で「現在の設定」がOFFになっています。
変更後の設定で「ON[全ての静的ファイル]※推奨設定」になっていることを確認します。
[設定変更]ボタンをクリック。
これで、設定完了です。設定が反映されるまで15分ほど必要。
エックスサーバーのハードウェア強化
スマホの普及やワードプレスに代表されるCMSの浸透により、よりサーバーの高速処理が求められています。
このような背景もあり、エックスサーバーはハードウェアの増強、最新サーバー環境への移行メンテナンスを実施しています。このサーバー強化により、CPUや搭載メモリ量の強化、オールSSD構成への変更などサーバーのハードウェアが大幅に増強されつつあります。
2018年9月現在、まだ「ブラウザキャッシュ設定」機能の設定ができないエックスサーバーが数多いと思います。
エックスサーバーからのお知らせメールを受信してから、「ブラウザキャッシュ設定」機能をドメイン毎に設定してみて損は無いと思います。
なお今回、当ブログのドメインだけ「ブラウザキャッシュ設定」機能を設定してみました。というのも、エックスサーバーがこのような情報を公開しているからです。
・ブラウザ上のキャッシュデータを利用する性質上、サーバーへのアクセス回数が減るため、アクセス解析などにおいてヒット数が減少する可能性があります。
・ブラウザやサーバーコンテンツの内容によっては、Webサイトの表示が崩れるなど、 異なる動作となる場合が稀にあります。
各種サーバー設定は慎重な対応が求められることもあり、今回、テスト的に当ブログのドメインだけ設定してみたのです。今後、特に問題が無ければ、他のドメインにも設定を広げていく予定です。
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お早うございます。
去年からブログ周りを続けていますがブログによっては読み込みが遅いサイトがいくつかあります。もし自分がブログを運営する立場になって読み込みが遅いサイトを一つでも運営すると信用を失うことになるのでそんなこと気にならないためには役立てられそうに思うほど嬉しい機能です。ドメインごとに機能を設定しなければならないという手間はありますが後々のことを考えると船機能で管理しやすいと感じます。情報公開有難うございます。
しゃんしゃんさん
いつもコメントありがとうございます。
スマホでネット検索していて、Webページのダウンロードスピードが遅いと離脱されてしまいます。
私自身、そのようなケースで戻るボタンを押してしまいます。
スマホからのアクセスが多い今日、サーバー側のダウンロードスピードにも気を使いたいものですね。