姉は子供の頃から芸術に興味を抱き、その分野では卓越した感性を持っていました。姉は実業の世界ではなく、芸術の世界に生きるべきであったかもしれない。
何故なら、姉の遺品を整理していくと、芸術の分野の本が大量に残っている。
それらのページをパラパラとめくると、姉が芸術の分野に深い思いを巡らせていたことが如実に分かります。
もちろん、それらは今後も大切な遺品として家に残します。
昨年の11月中旬、私は姉が入院していた某病院にお見舞いに出向きました。
その時、姉はモルヒネの影響で朦朧としていたものの、私の見舞いに感激していました。
その時、私は全てを悟った。
見舞いの翌日、姉は昏睡状態に入った。
そして、姉は旅立った
葬儀業者の女性担当者が私に一言、このように呟きました。
「お姉さんは弟さんに会えて安心したのよ」
姉の人生は幸せだったのだろうか。
ただ言えるのは、姉は私の事を最後まで心配してくれていました。
それだけで十分。
ありがとう。
お世話になりました。
安らかに眠ってください。
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