よろしかったでしょうか?は、よろしい表現でしょうか?

「~でよろしかったでしょうか?」or「よろしいでしょうか?」

店舗で商品を購入する時やサービス業の店で支払いをする時、店員が

「~でよろしかったでしょうか?」

と接客することが少なくありません。

例えば、店舗で6,015円の買い物をする時、財布から1万円と15円を取り出してキャッシャーに渡すと、彼女(彼)たちは「1万円と15円でよろしかったでしょうか?」と対応することがあります。

私は、その度に違和感を抱きます。

この表現は若者言葉とも言えないようで、年齢的にかなりいった店員の口からもこのような表現が発せられることがあります。

「よろしかったでしょうか?」は過去形の疑問文。

「よろしいでしょうか?」現在形の疑問文。

レジでのお金のやりとりは現在進行形のため、過去形の表現はおかしいと思います。

「よろしいでしょうか?」が正しい日本語ではないでしょうか。

「~からお預かりします。」or「お預かりします。」

更に、店員によっては「1万円と15円からお預かりします。」と言うことがあります。

正しい日本語は

「1万15円お預かりします。」。

または、

「1万と15円お預かりします。」

でもいいでしょう。

「から」は不適切な表現だと思いますが。

お金を払うお客の立場としては、6,015円の買い物をする際、財布から1万円を取り出すと3,985円のお釣りを受け取ることになります。

そんなことを繰り返していたら、財布がコインでパンパンになってしまうため、会計時に端数を差し出します。店舗側としても、6,015円のショッピングでお客さんから1万円札を1枚受け取るより、10,015円を受け取った方が釣銭管理が楽になります。

お客が会計時に端数を差し出すのは、お客と店舗側共にメリットがあると思いますが、店員が変な日本語を使うと妙な気分になるのは私だけでしょうか。

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