テレビのリモコンでBSやCSチャンネルに切り替えると、健康食品の通販番組が多く放映されています。さすがに通販番組は上手く構成されています。
アメリカの通販番組は人間の心理を徹底的に研究していることもあり、その商品に興味を抱いたことが無い人であっても番組を10分、15分と眺めていると買ってみようかと妙に説得させられてしまうところがあります。
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アメリカの通販の歴史は長い
そもそも、アメリカは優に100年以上の通販の歴史があることからも、世界トップの通販先進国。
何故でしょう?
理由の1つとして、国土の面積が深く関係していると思います。
例えば、ワシントン州の面積は日本の面積の約半分に匹敵します。たった1つの州でそれほどまでに広大なため、日常生活で必要な商品やサービスを全米に流通させるのは非常に大変なのです。物流に時間もコストもかかります。
更に、営業マンが広大なエリアの中で足繁く動いて商品を販売していくとなると、物理的な問題から膨大な時間と経費がかかってしまいます。
そのような背景から、アメリカではDM通販やカタログ通販、テレビショッピング、ネット通販等の通販ビジネスモデルが発達してきたのだと考えられます。
サプリメント大国、アメリカ合衆国
アメリカ合衆国は先進国であるにも関わらず、日本やEU諸国のような国民皆健康保険制度がありません。
アメリカに公的な健康保険制度が無い以上、アメリカ国民は民間の保険会社が販売している保険と契約します。事業主が社員の保険料を一部負担する仕組みは整っています。
ところが、この民間の保険内容というものはピンキリの世界。日本の常識のまま、現地で医療行為を受けると面食らってしまいます。
アメリカの医療制度は日本のそれとは大きな違いがあります。
一言で言うと、アメリカ人は日本人以上に病気に対してナーバスだと思います。もちろん、日本人も人間である以上、誰だって病気はしたくありません。
ここでアメリカ人が持っている心理は2つあり、1つは、もちろん病気に対する恐れ。
2つめは、医療費が膨大になる可能性への恐れ。医療費の心配の方が強いかもしれません。歯科医院で虫歯を1本治療して400ドル前後の費用が発生するのがアメリカ。
公的な健康保険制度と民間企業が運営する健康保険では、給付基準を含めて意味合いが違います。アメリカ人の中には、保険会社より健康保険の適用を否認されることが少なくありません。
また、医療費が膨れ上がり、破産せざるを得ない状況に陥るアメリカ人も珍しくありません。このような現実もあり、多くのアメリカ人は自分の身は自分で守る、健康管理も自己責任の国なのです。
これは日本人であっても立場は同じ。
そこで、アメリカのドラッグストアに入ると、サプリメントの品揃えに圧倒されます。ドラッグストアーは医薬品を売る薬局でもあり、サプリメント販売店。
アメリカがサプリメント先進国なのは、先の健康保険制度と大きな関係があると思います。要は、アメリカではサプリメントに対する需要が多いのです。無論、サプリメントの品質と価格はピンキリ。
ここで、サプリの品質の簡単な見極め方があるのでご紹介しましょう。
簡単なサプリメントの見極め方
【1】色
サプリメントが不自然な色ならば、人工的に着色されている可能性があります。そもそも、サプリに着色は不要ですし、パッケージラベルを確認した方がいいでしょう。
【2】匂い
鼻を刺すような嫌な匂いがするサプリメントならば、直感的に判断して処分してもいいでしょう。人が持つ本能的な直感で判断できます。
質の高いサプリメントの中には、野菜と果物がミックスしたような匂いを放つものがあります。それは、八百屋さんのような匂い。
【3】尿の色と匂い
質が良くないビタミン系サプリメントを飲み始めると、尿の色が濃くなったり、臭いがきつくなることがあります。そのような製品は即刻、処分すべき。尿に変化が見られるということは、腎臓系に負担がかかっていることになります。
そもそも野菜や果物を食べて、尿の色と臭いが変化しますか?
なぜサプリメントが必要?
サプリメントは栄養補助食品。ここで、多くの人は日々食事を摂っているのに、何故わざわざサプリを飲む必要があるのか疑問を持っている人が多いと思います。管理人も20代の頃はそうでした。
バランス良く食品を摂るのは難しい
野菜や果物、穀物、ビタミンとミネラル成分を含む食品を食べる、食べないは個人の自由。しかし、栄養学的にバランス良く食品を摂取することは、健康維持の基本であると言われます。
体が必要とする栄養素は幅広く、しかも毎日、規則正しくバランスのとれた食生活が望ましいとされています。
しかし、実際には「言うは易く行うは難し」。夏は水物を多く摂りがちで、絵に描いたような食生活を送るのは容易ではありません。
野菜の栄養素が減少
更に、野菜や果物に含まれている栄養素が昔と比べて明らかに減少している事実があります。例えば、トマトの栄養素は50年前と比べると約1/50に激減しているそうです。
他の野菜や果物でも栄養素の減少が見られます。これは、作物を栽培する土と肥料に原因があると言われています。農家の化学肥料の使用により、土地が痩せてしまうのです。
いずれにしても、野菜や果物の見た目は昔と比べてたいして変化はありません。むしろ、品種改良と栽培技術の進歩によって、より見た目が綺麗で形が整っている物が多いです。
しかし、それらに含まれる栄養素が減少している今日、50年前と同量の栄養素を確保するためには、大量の野菜と果物を摂っていく必要があると言えます。
しかし、・・それが実際、可能でしょうか?
私たちの胃袋の量は一定。
このような諸問題から、サプリメントの存在価値が日増しに高まっていると言えます。また、少子高齢化社会で多くのシルバー世代が健康に気を使っているのも理由の1つです。
食事+サプリメント
ネットでもTV、新聞、折込チラシには、サプリメントの広告を見ない日が無いほど。何が自分に向いているのか判断が容易ではありません。
管理人は、随分前から特定の健康補助食品(トクホではない)を愛用してきていることもあり、サプリメント肯定派。
あと時々、自分の体に耳を傾けることが大切。
毎日、口に入れる食品や飲料水は体の血となり、肉となり、骨になります。今の自分の体は5年も10年、いや、それ以上前から続いてきた食生活が基本となっています。改めて、食の大切さを再認識したいもの。
なお、食生活がいい加減で必要な栄養素を摂らず、サプリだけ飲んでもそれは本末転倒です。
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