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2019年2月、管理人が長年愛用しているクオーツ時計、Fossilフォッシルブランドの腕時計を行きつけの時計店で電池交換とオーバーホールを依頼しました。
「エッ?なんで、クオーツ時計をオーバーホールするの?」
「クオーツ時計のオーバーホールなんてできるの?」
なんて声が聞こえてきそうです。
これは管理人の思い出のフォッシル。
随分昔、アメリカで購入したフォッシル時計は確か150~160USD。日本では2万円から2万5千円ほどで購入できる腕時計。何の変哲もないクオーツ時計。
いい加減、買い替えてもいいほど年数が経過している腕時計ながら、なぜか今回、フォッシルのオーバーホールを選択したのです。その経緯を呟いていきます。
ちなみに、Fossil = 化石を意味します。
Here we go.
Contents
クオーツ時計のオーバーホールは可能
時計好きであれば、機械式時計のオーバーホールの必要性について聞いたことがあると思います。実際、機械式時計を所有していると、定期的なオーバーホールが必要です。
しかし、クオーツ時計のオーバーホール・・・なんて話を聞いたことが無いかもしれません。
腕時計は使用年数に比例してベゼルやベルト、ラグに傷が増えていき、徐々に年季が入っていくもの。上の写真のフォッシルをよく見ると小傷が入っています。
その点、管理人は複数の手頃な価格のクオーツ時計をローテーションしながら使用していることもあり、購入から10年以上経過しても時計本体の傷はそれほど目立つものではありません。
管理人は腕時計の購入時、デザイン面で妥協しない派。そもそもメンズファッションなんて、女性とは比べものにならないほど狭い世界。その中でメンズにとって、数少ないファッションアイテムは腕時計です。
分解洗浄、注油、パッキン交換
腕のいい時計店はクオーツ時計のオーバーホールも余裕で可能。もちろん、クオーツ心臓部のオーバーホールは不可。
腕利き時計店の店主は、心臓部以外のパーツを全てバラして超音波で洗浄します。
時計のリューズや各ボタン、裏蓋にはパッキンが装着されていて、これらは消耗部品。ゴム製のパッキン類は全て交換します。腕時計のパッキン類は自動車のエンジンのガスケットと似たような役割を果たすパーツ。
職人は腕時計の分解できる部分は全てバラして洗浄し、コンディションを確認します。問題があるパーツは交換します。
そして、職人は稼働部分に腕時計専用のオイルを注油しながら組み立てていきます。これにより、腕時計の防水性能が新品時と同等に復活します。クオーツ時計でも、そんな面倒な作業をしてくれる時計店が探せばあるのです。
G-SHOCKは消耗品。しかし・・・
2~3年毎にスマホを買い替える人はいるものの、2~3年毎に腕時計を買い替える人がいるのでしょうか?
クオーツ時計は電池交換すれば2~3年は動き続けるもので、機能が限定的な工業製品。
中にはG-SHOCKのような多機能時計があるものの、時計を知っている人は積極的にG-SHOCKを選ばないかもしれません。時計を知っている人は、G-SHOCKを消耗品として捉えて購入しているはず。
マリンスポーツやウインタースポーツ、自転車やバイク、各スポーツ、その他のアウトドアシーンでG-SHOCKはなかなか頼もしい時計。まだ新品のG-SHOCKならば、防水性能も必要十分。
あれこれと言ってしまうと波風が立つので割愛しますが、G-SHOCKの寿命は5年プラスαほどと考えていいでしょう。時計屋さんならば、ご存知のこと。
但し、G-SHOCKの製造メーカーは計算機のカシオということもあり、G-SHOCKの液晶技術は世界一と言っていいです。実際に20年、25年以上も動き続けている驚きの液晶式G-SHOCKが存在します。
ただ、これは前提として、腕利き時計職人によってメンテナンスされている話。それにしても、カシオの液晶技術の高さは驚異的。つまり、G-SHOCKを買うなら、アナログ針の腕時計よりもデジタル時計がお勧めです。
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クオーツ時計はメンテナンス次第でかなりの長寿命
イントロダクションが長くなってしまいましたが、今回、電池交換とオーバーホールを実施したフォッシル腕時計は2003年頃に購入したもの。ムーブメントはセイコー系列の日本製。
購入からかなり年数が経過している愛用のフォッシルながら、これは管理人の思い出の時計。長く愛用したい時計の一つ。管理人が直感で選ぶ時計はごく一部ということもあり、縁があってクールな時計と出会えたならば、長く付き合っていきたいのです。
多くの人はクオーツ派ですし、いつも同じ時計をはめていて1、2回は電池交換すると思います。その頃になると、時計本体の傷が目立ってくるため、買い替えるパターンが多いのではないでしょうか。
管理人の場合、先のように感性による直感で時計を選んで長く愛用する派。管理人の好みに合う腕時計はとても少ないため、気に入った複数の腕時計を所有しています。
そして、1~2週間毎に気分次第で腕時計を変えていきます。もちろん、仕事用とプライベート用で時計を使い分けます。
概ね、ビジネスシーンでデザインや色が派手な腕時計はマッチしませんし、感性とファッションセンスが疑われます。男性も女性もビジネスシーンの時計選びには気を配りたいもの。見ている人は見ています。
これは、高級 or 安物時計の問題ではなく、シーンに合ったデザインの腕時計を身に着けるのが大切なのです。
複数の腕時計をローテーションしながら使い分けると、時計本体に傷が付きにくく、かなり長持ちします。写真のFossil/フォッシルに小傷が見られるものの、醜いほどではありません。
電池寿命が短くなる原因はオイルの劣化
クオーツ時計の稼働部分のオイルが年数経過によって劣化してきます。目安として最長で「7年」。時計内部のオイルが劣化してくると硬くなり、稼働部分の負荷が増えていきます。
また、裏蓋やリューズに使われているパッキンは経過により劣化していくため、腕の汗や微小のホコリが時計内に侵入してきます。
・オイルの経年劣化、硬化
・パッキンの劣化
▼
・回転部分の摺動(しゅうどう)抵抗が増加
・汗や水、ホコリが時計内に侵入
▼
・電池の負担が増加
・時計内部のサビやトラブルの原因
これが理由で腕時計の電池寿命が短くなり、本来ならば計算上、3年は動き続けるのに2年や2年未満で電池切れになるのです。
そこで、管理人はお気に入りのクオーツ時計ならば、時計店へオーバーホールに出す場合があります。手頃な価格のクオーツ時計をオーバーホールに出すと、費用は8,000~9,000円ほど。
「いいかげん時計を買い替えたら?」と思うかもしれません。
しかし、8,000~9,000円出して買える時計は玩具レベルの仕上がり。
そこで今回、管理人は愛着のあるフォッシルをオーバーホールに出しました。この判断基準は高い、安いの経済的なコストの問題ではなく、愛着のある時計を長く愛用したいという感情が支配する世界。
こんな感じで惚れているクオーツ時計をメンテナンスしていけば、15年以上はもちます。
他方、機械式腕時計は金属パーツの集合体。腕利き職人に定期的なオーバーホールを依頼すれば、コストはかかるものの20年、30年は余裕で維持できます。使い方次第では一生物。ロレックスは各パーツを20~30年間もストックしている驚異的なメーカー。もちろん、高級な機械式腕時計は各パーツの単価が高いため、余裕のある富裕層や時計マニア向きの製品と言えます。
6ヶ月保証付
今回、電池交換とオーバーホールを依頼したFossil/フォッシルには「6ヶ月間」の保証付。保証書の内容は時計店のオリジナルということもあり、写真にモザイク加工を施しました。
この時計店の2代目店主は大の時計好きであり、時計いじりが大好きで店を営んでいる印象すら受けます。
本来、時計を数多く売ることで店舗の利益が上がるものの、管理人が行きつけの店は職人気質が強い時計店。時計販売はもちろんながら、時計修理やオーバーホール、時計のカスタマイズに強みを持つ店。腕時計のガラス交換や機械式腕時計の裏蓋ガラスの交換もモデルによっては可能。
そのような技術力があって安心できる時計店を探しておくことで、愛用している時計の良いコンディションを長く保つことができます。
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