2013年現在、管理人は依然として電子書籍には手を出していません。何故なら様子見の状態が続いているからです。
もちろん電子書籍には興味があります。ただ、将来性を考えると時流を見ながらじっくりと電子書籍端末を選びたいと考えています。
電子書籍端末は家電製品とは位置付けがまったく違います。
本は嵩張って重いというデメリットはあります。しかし、10年でも20年前の本でも、引っ張り出してきて読み返すことができる大きなメリットがあります。図書館に行けば、膨大な在庫の中から自由に本を調べることができるのもメリットの1つです。
電子書籍端末の問題と将来性
その点、電子書籍端末と配信サービスの将来性はどうなのでしょう。2013年現在において、各社から電子書籍端末が出揃っています。これは、各社とも当たれば大きい商売になるという皮算用があるからでしょう。
2013年現在、プラットフォームが30ほど乱立し、まさに電子書籍の黎明期。どれを選んだらいいのかまったく分からない。2010年の電子書籍元年から早3年以上が経過しているものの、日本市場は冷静かつ様子見のような気配でもあるようです。
電子書籍端末の懸念点は確かにあります。
・5年、10年後にハードとソフトがどのようになるのか見えない。
・端末が5年も10年も使用できるとは思えないし、バッテリーが劣化してくるだろう。
・もし、電子書籍端末市場に参入した会社が将来的に撤退したらどうなるのか。
・3G対応モデルならば通信費がかかる。わざわざ本を読むために専用端末を購入して、更に通信費を払うのもバカバカしい。
なお、キンドル/Kindle Paperwhite Wi-Fiモデルならば通信料が不要で、Kindleそのものは専用端末となります。
次はソフト面である配信サービスの問題。
・電子書店の電子書籍のタイトル数が依然として少ない。
・有力出版社が毎月リリースできるタイトル数は現状では合計で1,000前後。
・この状態が今後も続くのであれば、電子書籍のタイトル数は永遠に現物の本には届かない。
とすると現時点において、キンドルを使いながら入手できない本はアマゾンにアクセスして現物を買うことになる。
ハードとソフトで成り立つ機器とメディアの歴史
ハードとソフトで成り立つ機器は、歴史が証明するように予想できない変遷を辿ってきました。
・ビデオのVHS vs ベータ戦争。
・ビデオカメラの8ミリ vs VHS-C → デジタルビデオテープ → HD → SDカード
・ビデオディスクのレーザーディスク vs VHD
・Blu-ray vs HD DVD
・オーディオメディアではカセットテープ → DAT → MD → チープなMP3プレーヤー → デジタルオーディオプレーヤー
カセットテープの時代からDAT、MD、MP3、デジタルオーディオプレーヤーへと変遷を辿ってきた中で、私はDAT、MD、MP3には手を出しませんでした。その間はCDを購入していたのです。
この理由として、当時、将来的にパソコンの大容量ハードディスク化が進み、それに音楽情報を入れて聞く時代が来るのでは予感していたからです。結果的に現在、PCオーディオ&iPod愛用者として落ち着いています。
まあ、私のように「あーでもない、こーでもない」と考えている外野勢が多ければ、電子書籍端末の業界は進展しません。ここで、試しに専用端末を買ってみようかと思う今日この頃です。
[Amazon]
Kindle Paperwhite 32GB、マンガモデル、Wi-Fi 、ホワイト、キャンペーン情報つきモデル 新品価格 |
新品価格 |
コメント