いつ頃からだろう?
管理人が大手家電量販店やホームセンターで乾電池を探していると、棚には、充電式のエネループ/eneloopやパナソニックのエボルタ/EVOLTA、そして、派手なデザインのアルカリ乾電池だらけ。
従来の黒いマンガン乾電池がなかなか見つからないのです。
某大手チェーン家電量販店では、棚の最下段に申し訳程度に黒のマンガン乾電池がちょこっと見つかりました。
一般小売店は、より商品単価が高いニッケル水素電池やエボルタ、アルカリ乾電池を売るための販売戦略なのでしょうか?
いずれにしても、用途によってはアルカリ乾電池より、従来の黒いマンガン電池が適しています。
意外と知られていないものの、この2種類の乾電池は用途によって使い分ける必要があります。特にアルカリ乾電池の取り扱いは要注意。
アルカリ乾電池の使い方によっては、液漏れによるリモコンや電気製品の故障を引き起こすのです。
では、マンガンとアルカリ乾電池の使い分け方について、情報をまとめます。
Contents
ダイソー、マンガン乾電池
100円ショップのダイソーでは、従来の黒い単3型マンガン乾電池が販売されています。価格は8本セットで100円(税別)。大丈夫でしょうか?ww
パッケージに「超高性能マンガン乾電池GP」とプリントされています。キャッチコピーが昭和っぽいですけど、ダイソーさんを信用してゲットしました。
(使用結果)
ダイソーの8本入り単3型マンガン乾電池は品質にバラツキがありました。壁掛け時計にダイソーのマンガン乾電池を入れたら、しばらくして時計が停止してしまいました。
8本入りの単3型マンガン乾電池は100円のため文句は言えないものの、おすすめはできません。
ちなみに、ダイソーのアルカリ乾電池の性能は優秀です。ダイソーのアルカリ乾電池は有名ブランドのアルカリと比較して、違いを判別できないレベルです。
とにかく、置時計や壁掛け時計、リモコンには、マンガン乾電池が適しているのです。
取り扱い要注意のアルカリ乾電池
あらゆる用途で安易にアルカリ乾電池を使うと、液漏れ&機器の故障リスクが高まります。
アルカリ乾電池は大きなパワーを出せる特徴があります。しかし、長期使用による過放電が理由で液漏れリスクがあります。
電気製品のリモコンにアルカリ乾電池をセットして何年も放置すると、液漏れによって、最悪リモコンが壊れてしまう場合があります。
管理人の場合、リモコンがアルカリ乾電池の液漏れで故障した経験はありません。ただ、電池交換の時、液漏れを発見したことはあります。
エアコンやテレビにしても、リモコンが故障してしまったらお手上げなのです。
アルカリ乾電池の液漏れ
ちなみに2018年6月のとある休日、管理人は自宅のリビングルームで使っている置時計の狂いに気付きました。いつも信用している置時計とPCが表示するデジタル時計が30分もずれている・・・。
慌てたよ!
その日、車で40分ほどかかるホテルまで家族を迎えに行く約束をしていたため、管理人は大急ぎで車に乗り込んだのでした。
帰宅後、置時計の裏蓋を開けてみたら、単3アルカリ乾電池から液漏れしていたのです。液漏れで腐食しているアルカリ乾電池を取り外し、時計側の金属端子の汚れを綿棒で掃除しました。
【結論】
置時計や壁掛け時計にアルカリ乾電池を使うと、液漏れすることがあります。置時計や掛け時計には黒のマンガン乾電池がベスト!
マンガン乾電池とアルカリ乾電池の用途
ここで、乾電池の使い分けを整理します。
■マンガン乾電池が適した機器
アナログ&デジタル置き時計、壁掛け時計、液晶画面無しリモコン等。
長期的に小さな電流が流れる製品や時々、使用する製品向き
■アルカリ乾電池が適した機器
音響機器やカメラなどのデジタル機器、強力LEDライト、モーター駆動の玩具、灯油ポンプ、石油ストーブ等。
大きな電流が流れる製品向き
※エアコン用の液晶付リモコンによっては「アルカリ乾電池」が推奨されている場合があります。詳しくは取扱説明書でご確認ください。
※灯油ポンプや石油ストーブの季節が終わったら、乾電池を取り出した方が安心です。
定期交換のすすめ
エアコンなどの液晶画面付きリモコンの中には、アルカリ乾電池の使用が推奨されています。アルカリ乾電池の液漏れリスクを避けるためにも、年に1回、アルカリ乾電池を交換すると安心です。
エアコンのリモコンが液漏れで故障してしまったら、お手上げなので。
最後に
おそらく、どの家庭でもリモコンや壁掛け時計、置時計にアルカリ乾電池が使われていることが多いと思われます。
ちょっとでも気になったら、家じゅうのリモコンや壁掛け時計、置時計の電池をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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