カー用品店のお手入れコーナーには、多くのカーワックスやコーティング剤が所狭しと陳列されています。
ホワイト車専用、濃色車専用、液体タイプから半ねり、固体タイプまで派手な商品パッケージが自己主張しています。
ワックスで気になるのは、その艶と持続力。
一般的にコーティング剤はワックスより持続性があると言われます。しかし、ワックスには独特の艶で優位性があります。持続性を取るか、艶を取るかはオーナーのお好み次第。
カーワックスの表記「カルナバ100%」?
カーワックスにはカルナバロウが配合されています。ただ、もしパッケージに「カルナバ100%」といった表記があるなら注意が必要です。
カルナバロウは赤道付近で成長する「カルナバ椰子」という椰子の葉から採取される植物性の物質。精製されたカルナバロウ100%の塊はコンクリート並の硬度があるそうです。
カーワックスパッケージの「カルナバ100%」といった表記は誤解を招きますし、そもそも、それは商品として有り得ないでしょう。
商品化するために、カーワックスを製造する過程で多くの場合は石油系溶剤が使われています。
石油系溶剤と塗装の関係
市場に流通しているカーワックスは、どの程度のカルナバロウが配合されているかは不明ながら、カルナバロウ自体が高価なもの。
数千円以内で入手できるカーワックスが含有するカルナバロウ成分は多くはないと考えていいでしょう。
シュアラスター カーワックス マンハッタンゴールドワックス ジュニア [最上級カルナバ蝋] 100g SurLuster M-03 |
カーワックスの主成分は石油系溶剤。
確かに、ワックスはコーティング剤よりも美しい艶が出ます。しかし、長期的なボディ塗装の保護を考えると、石油系より塗装にもっと優しいワックスがあれば・・と思うオーナーは1人や2人ではないはず。
実は、ボディにも環境にも優しい石油系溶剤を一切含まないワックスが存在します。
ザイモールは塗装に優しいカーワックス
石油系溶剤を一切使わないカーワックスで有名なブランドはZymol/ザイモール。
商品パッケージに「ブラジルNo1イエローカルナバ37%含有」といった表記があるワックスはザイモールのみでしょう。その他、大勢のカーワックス製品のカルナバ含有率の表記を見たことがありません。
手のひらで塗布
このザイモールは溶剤としてオレンジオイルやココナッツオイル等を使用し、石油系溶剤は一切使われていません。これにより、商品の製造コストは上昇します。
このザイモールが塗布されたボディは、濡れたような深みのある艶が出るのが特徴。言葉で表現するのは難しいものの、水も滴るいい女的な「色気のある艶」と表現したらいいかもしれません。
手のひらでワックスを溶かしながら塗るザイモールは他のワックスとは一線を画す製品。
ザイモールの作業性には難があるものの、ボディの艶と塗装面への優しさを考えたらザイモールが最右翼と言っても過言ではありません。
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ザイモール ジャガーグレイズはジャガーのために開発されたワックス。
ザイモール コンコースグレイズは各種のコンクールで受賞した銘品。
ザイモール イタルグレイズは塗装の柔らかいイタリア車のために開発されたワックス。
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はじめまして。
ブログランキングから来ました。
「カルナバ100%」はとても良いワックスだと思って使っていました。
とても残念な気持ちになりました。
でもご紹介されているワックスは、使用されている成分などがとても良さそうですね。
安心して使えそうなので、欲しくなりました。
次のワックスの候補にさせていただきます。
応援して帰ります。
大切な愛車ですから、手入れに気を使いたいですね。