プラクティバBP01に交換!イエローハット専売タイヤの評価レビュー

2019年3月、管理人が新聞の折込チラシを眺めていると、黄帽こと、イエローハットのチラシが大々的にタイヤのセールに力を入れている様子。

どんなもんだろう?とチラシを見ると、「PRACTIVA/プラクティバ BP1」というブランドが目に入ってきました。

これはアジアンタイヤなのか?と思いつつ、手元のスマホで検索したところ、PRACTIVA/プラクティバ BP01は日本のヨコハマタイヤ製造のタイヤであることが判明しました。

2019年4月現在、管理人の愛車プリウス(30系)が履いているタイヤはミシュラン/MICHELINのエナジーセイバープラス/ENERGY SAVER+。タイヤサイズは195/65R15。

まだ、エナジーセイバープラスの溝は残っていて、溝の深さは約4mm。車検に問題は無いものの、サイドウォールにヒビ割れが見られます。

前回のタイヤ交換から5年以上経過しているため、溝があっても明らかに要交換の状態。

かようにプリウスのタイヤが気になっていたため、イエローハットのチラシがタイヤ交換を促すきっかけになったのです。

そこで、今回のタイヤ交換の候補として、

・ミシュラン/MICHELINエナジーセイバープラス

・ナンカン/NANKANG RX615

・プラクティバ/PRACTIVA BP01

以上が挙がりました。

では、実際に管理人はどのタイヤを選んだのか?

交換費用は?

タイヤ交換後、Newタイヤにどのような印象を抱いたのか?

ドキュメンタリーでお届けします。

Contents

ミシュランタイヤはいいけど

5年以上、ミシュラン/MICHELINエナジーセイバープラスと共に移動を重ねてきて、不満はありませんでした。

ミシュランについては過去のブログで呟いたとおり、トータルバランスがいいタイヤであるのは間違いありません。

【過去記事】

ミシュランタイヤ-エナジーセイバープラスの乗り心地評価と寿命

タイヤのライフも視野に入れると、ミシュランのエナジーセイバープラスはお勧めのタイヤ。エナジーセイバープラスはドライとウエットグリップのバランスが良く、ミシュランらしくライフが長い特徴があります。

しかし、管理人の愛車プリウスの年間走行距離は平均より少なめ。

ミシュランのエナジーセイバープラスは確かにバランスがいいタイヤ。ただ、トレッドの溝がまだ残っているのに、年数経過による経年劣化でタイヤの賞味期限を迎えてしまうのです。

タイヤは「生もの」と言われ、いくらクオリティが高いタイヤであっても、年数経過によりゴム質が劣化していきます。

ゴム質が劣化してくると、初期の頃のしなやかな乗り心地が失われて路面からの突き上げが気になり、タイヤからゴロゴロ感も出てきます。また、タイヤのグリップ力も低下していきます。

愛車プリウスの場合、ライフが長いタイヤよりも適度な静粛性とライフ、ドライとウエットグリップが確保されていれば、それで十分。特にブランドのこだわりは無いのです。

そこで、今回はミシュランタイヤへの交換は見送ることになりました。

ナンカン/NANKANGは悪くない選択

かつて、管理人は「ナンカン/NANKANG AS-01」を2セット履いた経験があります。これは台湾メーカーのタイヤで、国内で知名度が高まりつつあるブランド。

タイヤに詳しい方でしたら、「あ、ナンカンね~」という感じで知られたブランド。

【過去記事】

三菱アイ(i)は軽自動車史上、最初で最後の名車で魅力的だと思う

あと、インドネシアのATRタイヤも人気を集めています。

「台湾やインドネシアのタイヤなんて・・」

みたいに、未だにアジアンタイヤに偏見を持っているカーオーナーがいるかもしれません。

今となっては、あのメルセデス・ベンツやBMW、MINIの一部が韓国のハンコックタイヤを純正採用している時代。

「日本や欧州、アメリカブランド以外のタイヤはタイヤじゃない。」

みたいな価値観はもう古く、一昔以上古い価値観と言っていいでしょう。

今や、スマホやTV、IT関連のガジェットも海外ブランドが当たり前の時代なので。(この記事は2019年4月、執筆。)

オートウェイでリサーチ

アジアンタイヤの販売で有名なオートウェイで「195/65R15」サイズのタイヤを検索すると、候補として

「ナンカンECO-2+」

「ナンカンRX615」

が挙がりました。

よく調べると、「ナンカンECO-2+」はエコタイヤのためパス。何故なら、エコタイヤはたかだか燃費を1~2%良くするために、タイヤ本来の性能が犠牲になる傾向があるため。

管理人は過去において、エコタイヤを履いていて、危険な目に遭った経験があるドライバーの1人。それがトラウマとなっていて、エコタイヤに対して拒否反応を示すのです。

とすると、残すは「ナンカンRX615」。

「ナンカンRX615」の写真を見ると、トレッドの各ブロックが小さく、典型的なスタンダード~コンフォートタイヤに属するタイヤ。オートウェイのWebに表示された価格は4,140円/本(税込)。送料は1,000円/本(税別)。

ここで一旦、「ナンカンRX615」を候補に入れておきました。

PRACTIVA/プラクティバ BP01

PRACTIVA/プラクティバ BP01はイエローハットの専売品。製造はヨコハマタイヤでMade in Japan。

PRACTIVA/プラクティバ BP01のトレッドパターンから察するに、ヨコハマタイヤのDNA ECOS(旧、ECOS ES300)に近い製品のようです。

タイヤのコンパウンドとケーシングがDNA ECOSと同一なのかどうかは不明。ただ、PRACTIVA/プラクティバ BP01はヨコハマタイヤのDNA ECOSに近いタイヤと類推することはできます。

そこで、現物を確認しようと思い、管理人の自宅からほど近いイエローハットへ行ってみました。

イエローハットの店舗にプリウスを駐車し、店頭に並ぶタイヤ群から「PRACTIVA/プラクティバ BP01」はすぐに見つかりました。

どんなタイヤだろう?とトレッドパターンを眺めてみると、ネットの写真どおりスタンダード~コンフォート系タイヤに属するタイヤであることが確認できました。

イエローハットの店員に質問してみた

店員さんに声をかけて「PRACTIVA/プラクティバ BP01」について質問してみました。

(管理人)

「このPRACTIVA/プラクティバ BP01のパターンノイズはどうでしょう?」

(店員)

「あー音は出ますね。店内に置いているタイヤで静かなタイヤがありますよ。」

(管理人)

「タイヤのグリップ力、雨の日のグリップ力はどうでしょう?」

(店員)

「このタイヤのゴム質はあまり良くないため、タイヤなら何でもいいのでしたらよろしいかと思います。店内に雨の日でも安心なタイヤがございます。」

(管理人)

「このPRACTIVA/プラクティバ BP01を履いて、街乗りから新東名高速道路の120km/h道路まで大丈夫ですか?」

(店員)

「それは問題ありません。バーストするようなタイヤではありません。(笑)」

こんな感じで会話が進み、「PRACTIVA/プラクティバ BP01」はイエローハットの専売品であるにもかかわらず、店員さんから「PRACTIVA/プラクティバ BP01」をあまり勧めたくないような意向が伝わってきました。

まあ、店員さんがPRACTIVA/プラクティバ BP01を酷評するのは分からなくはありませんけど。(笑)でも、もうちょっと上手い説明があるでしょ。

PRACTIVA/プラクティバBP01の価格

「PRACTIVA/プラクティバ BP01」の195/65R15は4本で20,800円(税別)。1本、5,200円。(税別)

「ナンカンRX615」は4,140円/本(税込)。送料は1,000円/本(税別)。

両タイヤの価格は似たり寄ったり。

もちろん、タイヤ価格に交換工賃とバルブ、廃タイヤ処理費が加算されます。

イエローハットの店頭に表示されているPOPには、このように表示されていました。

タイヤ交換工賃 1,080円/本(税込)
廃タイヤ処理用 302円/本(税込)
エアバルブ 432円/本(税込)

「PRACTIVA/プラクティバ BP01」と「ナンカンRX615」のどちらを選んでも、タイヤ交換の諸費用を含めてほぼ同じ価格。

ネット上のタイヤレビュー、評判は個人の主観が錯綜しています。当てにはならないレビューもあれば、中には当たらずといえども遠からず的なレビューが見つかります。

もちろん、中にはタイヤをよく理解しているオーナーのレビューも見つかります。

Google検索すると、PRACTIVA/プラクティバ BP01のレビューが少なく、他の関連情報も少なめのようです。

PRACTIVA/プラクティバBP01がアジアンタイヤに戦いを挑む

ネット通販が市場に浸透し、日本国内でアジアンタイヤが勢力を伸ばしつつある背景からか、イエローハットがヨコハマタイヤ製造の専売オリジナルタイヤの販売を開始したのが2015年7月。

同業のオートバックスも、あまり聞き慣れないタイヤブランドを展開していることからも、マーケットでタイヤ販売が激化しているのは想像に難くありません。

しかし、これだけタイヤ通販が浸透している2019年現在でも、意外と通販でタイヤを購入し、GSや整備工場でタイヤ交換を実施しているオーナーの比率はまだまだ低いようです。

管理人の経験として、1度でも通販でタイヤを購入すると、その選択肢の多さとコスパの高さを実感します。もちろん、ある程度のタイヤの知識は必要です。

それ以降、通販でタイヤを購入するのがクセになるもので、管理人は2008年頃から店舗でタイヤ交換をしたことが無い1人なのです。

しかし・・・

PRACTIVA/プラクティバBP01に決定

PRACTIVA BP01/プラクティバBP01 イエローハット専売品

PRACTIVA BP01「195/65R15 91S」

タイヤは履いてみなければ、何も分からない製品。言い換えれば、タイヤは履いてみれば分かってくる製品。タイヤは革靴やスニーカーと似ているところがあります。

ナンカンだの、プラクティバだの迷う時間がもったいないこともあり、イエローハットに寄ったその場で「PRACTIVA/プラクティバ BP01」に即決しました。

選んだタイヤサイズは「195/65R15 91S」。

タイヤの速度記号が「S」ならば、最高速度は180km/hまで。新東名高速道路の最高速度は一部区間で120km/hのため余裕でクリア。

PRACTIVA/プラクティバ BP01×4本 + タイヤ交換に付随する工賃を合わせて29,000円台。

朝一番で入店したため、待ち時間無しでタイヤ交換作業は30分ほどで完了しました。

PRACTIVA/プラクティバBP01レビュー

PROACTIVA BP01/プラクティバBP01 イエローハット専売品

PROACTIVA BP01

レビューなんですけど、もちろん「PRACTIVA/プラクティバBP01」は5年以上経過して摩耗したミシュラン・エナジーセイバープラスより好印象なのは確か。

イエローハットの店舗から道路に出て、すぐにタイヤの滑らかさを実感しました。

ファーストインプレッションとして、

 想像していたよりパターンノイズが小さい

イエローハットの店員が「PRACTIVA/プラクティバ BP01はパターンノイズが出るよ。」と否定的な説明があったものの、気になるレベルではありません。

30系プリウスは比較的、タイヤのパターンノイズがキャビンに入ってくる車。しかし、管理人としては「PRACTIVA/プラクティバ BP01」のパターンノイズが気にならないレベル。

タイヤのパターンノイズについては車種による違いと個人差があるため一概には言えないものの、「PRACTIVA/プラクティバ BP01」のパターンノイズは許容範囲だと感じています。

 直進性がいい

新品タイヤは直進性が良くて当たり前。

今まで履いていたエナジーセイバープラスはローテーションを繰り返してきたものの、若干、偏摩耗が見られ、わだちでハンドルが取られることがありました。

 ステアリングレスポンスが若干マイルドに

「PRACTIVA/プラクティバ BP01」のケーシングとトレッドパターンが関係しているのか、タイヤの横方向の剛性がマイルドに感じます。

「PRACTIVA/プラクティバ BP01」の各トレッドブロックが小さいため、操舵時やコーナーリング中、ブロックの捩れが発生するフィーリングが伝わってきます。

このタイヤはマイルドなキャラクターと言えます。

 標準的なドライグリップ

何度も峠道を飛ばしながら感じている印象として、プラクティバのドライグリップは不安を感じないレベル。

ドライグリップを言葉で伝えるのは難しいものの、スタンダードタイヤとして「PRACTIVA/プラクティバ BP01」は標準レベルではと感じています。

今まで履いてきたエナジーセイバープラスと比べると、サイドウォールとトレッド面の捩れを感じるものの、不安を感じるようなグリップレベルではありません。

 不安を感じないウエットグリップ

超エコタイヤが流通していた頃、雨が降り始めると、極端にウエットグリップが低下するタイヤが存在していました。

管理人が超エコタイヤを履いていた経験からすると、「PRACTIVA/プラクティバ BP01」はエコタイヤではありません。雨天時、いきなりグリップがすっぽ抜けるような唐突な動きはありません。

あと、タイヤが路面の水溜りを踏んでいく瞬間、ハンドルが取られにくく、排水性能も必要十分です。

今まで履いてきたミシュランは新品から5年以上が経過し、残り溝が4mm程度の古いタイヤは性能が低下していて当然のこと。

トレッドがすり減って経年劣化したタイヤより、新品タイヤの方が性能が上なのは当然と言えます。

PRACTIVA/プラクティバ BP01のトレッドパターン

PRACTIVA BP01/プラクティバBP01 イエローハット専売品

PRACTIVA BP01

PRACTIVA/プラクティバ BP01のトレッドパターン↑からも、4本のストレートグルーブが排水性能を確保しています。

「PRACTIVA/プラクティバ BP01」の各トレッドブロックはミシュラン・エナジーセイバープラスのそれより小さいため、よりコンフォート寄りのキャラクターです。

MICHELIN ENERGY SAVER+/ミシュラン・エナジーセイバープラスのトレッドパターン

これは、新品時のMichelin Energy Saver+/ミシュラン・エナジーセイバープラス。

ミシュラン エナジーセイバープラス/Michelin Energy Saver+ 195/65R15

Michelin Energy Saver+

今後、「PRACTIVA/プラクティバ BP01」の気付いた点についてレビューを書き込んでいきます。乞うご期待。

PRACTIVA/プラクティバ BP01のレビュー(続編)

■2019/05

タイヤ交換後、得てして好印象を抱くもの。その点は割り引いてレビューする必要があります。と言うのも、今まで履いていたタイヤは摩耗と経年劣化により、性能が低下しているのです。

PRACTIVA/プラクティバ BP01に交換後、純正ホイールにバランスウエイト(重り)が20~40gほど装着されています。

ミシュランタイヤを履くと、バランスウエイトが少なめの傾向があるため、PRACTIVA/プラクティバ BP01の重量バランスは一流ブランドには及びません。

もちろん、タイヤバランスは調整済みのため、高速走行時のステアリングのブレはありません。

PRACTIVA/プラクティバ BP01に不満無し

PRACTIVA/プラクティバ BP01に履き替えて感じている事として、このタイヤのどこに不満があるの?と言いたい。もちろん、タイヤの耐久性については2~3年先の評価となりますけど。

PRACTIVA/プラクティバ BP01はヨコハマタイヤ製造のMade in Japan物ということもあり、現段階で懸念点はありません。タイヤのユニフォーミティ(真円度)に不満はありませんし、街乗りから国道のバイパスまで違和感を抱くことはありません。

PRACTIVA/プラクティバ BP01は軽自動車からハイブリッドを含めたコンパクトカー、プリウス、アテンザ、マークXクラスまでマッチするのではと思います。

タイヤのケーシング全体とトレッドブロックから伝わってくる印象として、PRACTIVA/プラクティバ BP01は「スタンダード~コンフォート」に属するタイヤ。

当然、プラクティバはスポーティーカーやスポーツカー、そして、メルセデス・ベンツやBMW、アウディのような欧州の高級車にはマッチしません。

あと、プラクティバは車高が高いミニバンにマッチしないかもしれません。このあたりは、店舗の店員に相談してみるといいでしょう。

■2019/06

PRACTIVA/プラクティバ BP01がだいぶ自分の体に馴染んできました。プラクティバは特に静粛性が高いわけではないものの、パターンノイズがうるさいほどではないと感じています。

さて、プラクティバに交換後、走行中にタイヤから「チッ、チッ、チッ」という音が聞こえる時があります。タイヤの溝が小石を噛むと、このような音が出ます。

どうやらプラクティバは小石を噛みやすいようです。トレッドパターンのデザイン上、致し方ないものの、ミシュランを履いていてこのような経験は記憶にありません。

タイヤにはあらゆる性能が要求されるもので、このような小石を噛みやすいか否かもタイヤ設計の大切な要素なのでしょう。

■2019/10

土山サービスエリア、Tsuchiyama SA

今回、高速道路と一般道を含めて600kmほど走行したレビューをお届けします。

高速安定性に不満

通行した道路は一般道と東名高速道路、伊勢湾岸自動車道、新名神高速道路、名神高速道路。

伊勢湾岸自動車道は愛知県豊田市の豊田JCTから四日市JCTを繋ぐ高速道路。

伊勢湾岸自動車道の刈谷PA(刈谷ハイウェイオアシス)のランドマークはやはり観覧車。

日本国内で観覧車が設置されている高速道路のPAやSAは珍しく、他に、富士川SA(上り)にもFuji Sky View(フジスカイビュー)観覧車が設置されています。

伊勢湾岸自動車道から伊勢湾を一望でき、とても景色がいいのが特徴。それと同時に横浜ベイブリッジと同様、走行中に車体が横風の影響を受けやすく、強風が吹くと微妙にハンドルが取られやすい高速道路。

そもそも、プリウスは燃費命カーのため、優れた空力ボディが与えられているのは言うまでもありません。そんなプリウスでさえ、伊勢湾岸自動車道を走行中、強風に煽られると車体が微妙にふらつくのです。

以前、ミシュランのエナジーセイバープラスを履いていた時は、そのような現象は発生しませんでした。今回、感じた走行中の微妙な車体の動きの原因はタイヤなのです。

ちなみに今回、タイヤの空気圧は指定空気圧プラス20kPaに設定。

(追記)

600kmほど走行した日の1週間前、カーディーラーでプリウスの車検を受けました。

担当の営業マンにタイヤの空気圧を「F:250kPa, R:240kPa」に設定するように伝えたものの、600km走行後、セルフGSで給油したついでにタイヤの空気圧をチェックすると、指定空気圧の「F:230kPa, R:220kPa」になっていました。営業からメカニックに情報が伝わらなかったようです。

高速道路の走行前に空気圧UPを推奨

プラクティバは街乗りの乗り心地を優先して設計されているため、タイヤ全体のケーシング剛性がソフト。

そこで、プラクティバを履いて高速道路を走行する際、タイヤの空気圧は指定空気圧プラス「20~30kPa」以上、高めに設定することをお勧めします。

PRACTIVA/プラクティバ BP01の燃費

PRACTIVA/プラクティバ BP01を履き、高速道路と一般道を含めて約600km走行後のメーター表示燃費は23.2km/L。新名神高速道路と名神高速道路では大型トラックが多く、90~100km/hの間を行ったり来たりの走行でした。

参考までに、ミシュラン・エナジーセイバープラス(Size:195/65R15)の場合、新東名高速道路を走行した際の燃費は平均で24~25km/L。

もちろん、高速燃費も交通量や外気温、エアコン使用 or 未使用、風、高速道路の起伏などに左右されるため、一概には比較できません。

ただ、今回の走行条件を総合的に判断すると、PRACTIVA/プラクティバ BP01の燃費性能はミシュラン・エナジーセイバープラスに及ばないと感じています。

ちなみに、30系プリウスのメーターに表示される燃費数値は誤差があり、約1km/L、甘く表示されます。

メーターの表示燃費が23.2km/Lならば、満タン法による実燃費は「23.2km/L – 1.0km/h = 22.2km/L」。

タイヤの官能評価は難しい

ネット上には、各タイヤブランドに関するレビューが数多く、「そのとおり!」という書き込みもあれば、「それは、違うんじゃね?」という書き込みもあります。

タイヤから伝わってくる印象を具体的な数値で表すことができないため、レビューは個人の官能評価となります。

あと、タイヤのレビューは個人の好みと主観が入り込むため、Aさんが「高評価」でも、Bさんは「低評価」となるケースが多々あります。

例えば、Aさんは「ソフトな乗り心地」を求め、Bさんは「しっかりした乗り心地」、Cさんは「トータルバランス」を求めるのです。

牛丼屋の世界に例えるならば、Aさんは「吉野家」派、Bさんは「すき家」派、Cさんは「松屋」派なのです。

Aさん、Bさん、Cさんが議論を重ねても、平行線のまま。

答えは、「お好みでどうぞ!」なのです。

なんとも、例えが微妙でベクトルが違うものの(笑)、要はネット上のタイヤのレビューは眺めるくらいでちょうどいいのです。

「じゃ、この記事はどうなん?」

なんて、ツッコミが入るかもしれません。

タイヤは安全と命を支えている重要なカーパーツ。

管理人は今まで、数え切れないほどタイヤ交換を繰り返してきました。タイヤはメーカーとブランドによって個性があり、人間の性格のように、それぞれキャラクターが異なるパーツ。

管理人は人後に落ちないタイヤオタクを自負しているので、タイヤ交換後、そのタイヤのキャラクターを肌感覚で感じてしまうのです。

「全タイヤメーカーさん。素人を軽く考えてはダメだよ。」

そもそも、管理人は初対面の人と会い、会話をするのが大好き派なので、その心境とタイヤとのめぐり逢いは似ています。

では、安全と命を支えているタイヤを冷静にレビューしましょう。今までの数々の経験から、プラクティバBP01の評価をまとめてみます。

まとめ

・プラクティバBP01は最新のタイヤ技術で製造されているわけではない。

・プラクティバBP01「SIZE : 195/65R15」が想定している設計速度は100km/h以下。(他のタイヤサイズは不明)

→ 明らかに、プラクティバBP01は街乗りに焦点を当てて作られているタイヤ。

・街乗りが多いオーナーで、手頃な価格帯のタイヤやアジアンタイヤを検討しているのであれば、選択肢にプラクティバを入れてOK。

・ほとんど高速道路を走行しない軽自動車やコンパクトカーのオーナーならば、選択肢にプラクティバを入れてOK。

・頻繁に都市高速道路や高速道路を走行するオーナーであれば、他のブランドを選択肢に入れた方がいい。

・よく高速道路の追い越し車線をかっ飛ばしている営業車、TOYOTAプロボックスにプラクティバは不向き。

・スポーティーカーやスポーツカーにプラクティバは不向き。

・メルセデス・ベンツやBMW、アウディなど欧州のプレミアムカーにプラクティバは不向き。

プラクティバのキャラクターが少しでも、あなたに伝われば幸いです。

[関連記事]

ミシュランタイヤ-プライマシー3の評価/直進性と乗り心地に感銘

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コメント

    • 松千代
    • 2019.05.16 5:45am

    こんにちは。
    なるほどです。プラクティバについての記事どうもありがとうございます。
    好印象だということですので、次回タイヤの交換の際に候補の一つにさせていただくかもしれません。

      • Heeday
      • 2019.05.16 11:00pm

      松千代さん

      こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      プラクティバに比較的、好印象を抱いています。タイヤ寿命については先の話となりますけど、この価格帯ならば、寿命が1割くらい短くてもコスパは高いとも考えられます。

      今まで数え切れないほどタイヤ交換を繰り返してきた経験上、プラクティバに履き替えて良かったと思います。

    • 山田
    • 2021.07.10 11:40pm

    プラクティバの購入を検討している中で、大変ありがたい記事でした。
    適当にさらっと書かれたアフィリエイトサイトのプラクティバの記事よりも、Heeday様の詳しいレビューがめちゃくちゃ参考になりました。
    どうもありがとうございます!

      • Heeday
      • 2021.07.11 8:17am

      こんにちは。
      当ブログへのコメントをいただき、ありがとうございます。

      タイヤは実際に履いてみなければ何も分からない製品。どんなキャラクターなのか分からないのに、目をつぶって大枚をはたいてタイヤ交換するしかありません。
      当ブログ記事が参考になれば幸いです!

  1. 高林様

    初めまして。

    先日、プラクティバに履き替えたところでした。
    とても有意義な記事をありがとうございます。
    この先しばらく乗っていく際の参考にしていきたいと思います。

    数日後に高速にも乗りますが無茶な運転はしないので大丈夫かとは思いつつ、雨も降る?かも知れないので気をつけたいと思います。

    ありがとうございました。

      • Heeday
      • 2023.08.18 2:38pm

      コメントありがとうございます。

      安全運転していれば、プラクティバで特に問題はありませんね。

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