2017年3月のとある日、
管理人が使用しているWindows PCのMicrosoft Office2013が起動しないのです。Outlook2013, Word2013, Excel2013のどれも起動しない・・・
なぜ?原因はいったい?
あれこれと復旧作業に追われて、トラブルシューティングに時間を費やしたのです。そして、マイクロソフトオフィスが起動しなくなった原因とは・・・
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マイクロソフトオフィス2013が起動しない
管理人はPC設定を変更した記憶は無いし、他に心当たりもありません。ソフトを起動しようとすると、モニターにこのようなエラーメッセージが表示されました。
「オペレーティングシステムは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません。」
そこで早速、Google検索。
セーフモードで起動
検索結果の中のマイクロソフトのコミュニティページを参照すると「Outlookをセーフモードで起動してみる」とあります。
記事内容のとおりに実行してみても変化はありませんでした。
Officeプログラムの修復
次に、Office2013(Word2013、Excel2013など)修復の3ステップ でプログラムの修復を試みました。
ところが、ダウンロードの途中で動作が停止してしまいます。
この復旧作業中、再び「オペレーティングシステムは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません。」というエラーメッセージがモニターに現れます。
ここまでに2時間余りが経過していることもあり、Microsoftのサポートへ連絡をとってみたのです。
Microsoftサポート
復旧作業にこれ以上、時間を費やすことはできないため、Microsoftサポートへ電話しました。サポートセンターの担当者に状況を説明し、有償の年間契約を結ぶことにしました。
その後、担当エンジニアの遠隔操作によるトラブルシューティングが始まりました。
最初はセーフモードの確認。次に、Office2013が起動できない原因として、セキュリティソフトが悪さをしている可能性がある模様。
担当者が管理人のPCからサードパーティーのセキュリティソフトをアンインストールしたところ、Microsoft Office2013の全てのソフトは正常に起動するようになりました。
ちなみに今回、マイクロソフトの技術担当者による遠隔操作は2回目の経験。このサポートは便利ではあるものの、自分のPCが第三者に操られているのが少々不気味ではあります。
マイクロソフトオフィスが起動しなくなった原因
今回、PCから有名ウイルス対策ソフトをアンインストールしてから、PCは今のところ正常に動作しています。原因は、やはりセキュリティソフトだったのか?
今後、PCの動作状況を見守っていきますけど、再びMicrosoft Officeが起動しなくなる可能性はゼロとは言えません。
よって、今のところはトラブルの原因を100%断定はできないため、今まで使用してきたウイルス対策ソフト名の公開は控えておきます。ただ、今回のトラブル発生の因果関係として、セキュリティソフトの影響がゼロとは言えないかもしれません。
別途、セキュリティソフトが必要?
かねてよりセキュリティソフトの必要性について、ネット界でYes or No意見が飛び交っています。
Windows10には標準で「Windows Defender」がプリインストールされています。あえて、Defenderを無効にして、他社のセキュリティソフトを購入する以上、それ相応のメリットが必要なのです。
管理人は今まで、何台もPCを買い換えてきました。その度にセキュリティソフトを買い換え、または継続更新を繰り返してきました。
しかし、セキュリティソフトがメーラーやブラウザーの動きを重くすることが多く、今回を含めてPCの動作が不安定になることが少なくありません。
Windows Defenderのウイルス検出率は、それ程高くないという噂があるようです。しかし、Defenderのウイルス検出率は確実に向上を続けているのも事実。今後、Defenderがどの程度のワクチン性能を有しているかは、PCライフの中で検証していきます。
ちなみに、今まで使用してきたセキュリティソフトは3台のPCまでインストールOK。契約は2018年で終了。他の2台のPCは今までのセキュリティソフトを継続使用し、2018年の時点で更新するか否か検討しようと思います。
もし今後、他の2台でも今回と同様のトラブルが発生したら、その時点でセキュリティソフトをアンインストールする予定。
100%のセキュリティソフトは存在しない
セキュリティソフトの検出率に高低差はあれど、セキュリティソフトが誕生してから今日まで、100%完璧に機能するソフトは存在しません。日々、セキュリティソフトと巧妙なハッカー達のイタチごっこが続いています。
年々、有料のセキュリティソフトとWindows Defenderの性能差が縮まりつつあるようです。今後、Defender以外のセキュリティソフトの立ち位置が揺らいでいくかもしれません。
Windows10にはWindows Defenderがプリインストールされているのに、わざわざ年間費用を払い、時としてPCの動作不具合に悩まされ、他のセキュリティソフトが必要なのか疑問が深まるばかりなのです。
【参考動画】
[2017/12/01 追記]
2017年3月31日、マイクロソフト以外の有名サードパーティ製セキュリティソフトを削除し、それ以降、マイクロソフトオフィスが起動しない現象は一切、発生していません。
時々、Windows Defenderが自動でウイルススキャンしていますけど、問題は出ていません。やはり、サードパーティ製セキュリティソフトが悪さをした可能性が濃厚のようです。
[2018/07/25 追記]
マイクロソフト以外の有名サードパーティ製セキュリティソフトを削除してから、私のPCは快調。では、今まで長年、使用してきたサードパーティ製セキュリティソフトは一体、何だったのか疑問です。
それでは、効果があるのかどうかよく分からないサプリメントのようなもの。
今後、サードパーティ製セキュリティソフトを継続更新することは無いでしょう。今のところ、Windows Defenderで問題が無いので。
[参考リンク]
「アンチウイルスソフトは死んだ」とノートンで有名なシマンテック幹部が告白、半分以上の攻撃を検知できず
「Microsoft以外のウイルス対策ソフトは害悪なので入れるべきではない」とMozillaの元開発者が告白
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