ライダーにとって長年の不満点は、フルフェイス・ヘルメットのシールド内側の曇り。
雨天時や冬、バイクで信号待ちしていると、ヘルメットシールドの内側が曇りやすくなります。シールドが曇りやすい日、ライダーは信号機で停止する度にシールドを上げて曇りを防止します。
そこで、シールドの曇り止め対策をいくつか挙げてみます。
Contents
ヘルメットシールドの曇り止め対策
[1]中性洗剤/界面活性剤の塗布
管理人が現役ライダーの頃、よくヘルメットシールドの内側にキッチンで使う中性洗剤(界面活性剤)を塗り込んでいました。
これは、決してバカにできない方法であり、しばらくはシールドの曇り止め効果があります。
【Step1】
フルフェイス・ヘルメットからシールドを外す。
【Step2】
中性洗剤でシールドの両面を柔らかいスポンジで洗う。
【Step3】
シールドの水滴をティッシュペーパーで拭いて乾燥させる。
【Step4】
シールドの内側に中性洗剤を2~3滴たらして、ティッシュペーパーで薄く塗り広げる。
ここで、中性洗剤を付けすぎると、後々、拭き取り作業が大変になります。シールドに中性洗剤を1滴垂らしたら、ティッシュで薄く延ばす作業を繰り返します。
【Step5】
シールドの内側に界面活性剤の線(凸凹)が残ります。線が消えるまでティッシュで拭きあげて磨く。Finish!
これで、ヘルメットにシールドを取り付けて完了。
この時点でヘルメットをかぶり、わざと深呼吸してもシールドは曇りません。ある意味、シールドに中性洗剤の塗布は、短期的には絶大な曇り止め効果があると言えます。
この方法で長期的な持続効果は期待できないものの、手軽で明らかなシールドの曇り止め効果があります。
どこの家庭にも中性洗剤があるため、お金がかからず曇り止め効果を実感できる方法です。
[2]メガネクリーナー
管理人はシールドにメガネクリーナーを使ってみたことがあります。
ヘルメットシールドにメガネクリーナーを塗布しても、持続性が低いのが難点でした。クリーナーの主成分は界面活性剤。あえて、メガネクリーナーを購入して使う理由は無いような気がします。
ただ、使用したメガネクリーナーは泡状のムースタイプであったため、シールドに塗りやすいというメリットはあります。もし、家の中にメガネクリーナーがあれば、試してみてもいいでしょう。
あと、眼鏡をかける方はメガネにメガネクリーナーを塗布することで汚れを落とし、曇り止め効果があります。
[3]シールド用、クリーナー&曇り止め
他に、シールド専用の曇り止めケミカル製品やメガネクリーナーが使えます。
YAMAHAシールドクリーナー
YAMAHAシールドクリーナーは汚れ落としと曇り止め、撥水効果の3つの効果があります。これは長年、販売されている製品で明らかな効果を実感できます。
YAMAHAヘルメットシールドくもり止め
[4]ピンロックシートの装着
より積極的なシールド曇り止め対策として、「Arai」や「SHOEI」「YAMAHA」等の各ヘルメットメーカーからピンロックシートが販売されています。
ご存知、ヘルメットシールドの内側が曇る原因は、ライダーの暖かく湿った呼気が冷たいシールドに触れて急冷却されます。それが原因でシールド内側が結露します。
そこで、シールドの内側にピンロックシートを装着すると、シールドとの間に空気の断熱層ができます。これにより、シールドの曇りを予防、防止する理屈。
この製品の仕組みは建築物に使われているペアガラスと同じです。
ピンロックシートは比較的買いやすい価格設定ということもあり、愛用しているライダーも少なくありません。
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定期的なシールドのメンテナンス
ヘルメットの歴史は長いものの、今をもってしてもシールドの曇り止め対策、方法は限定的のようです。
ヘルメットは、なるべく軽く作る必要があり、また物理的な寸法の制約もあります。凝った設計のシールドを与えるのは難しいのではと思われます。
いずれにしても、シールドが汚れてくると曇りやすくなります。少々面倒でも、定期的にシールドを取り外してメンテナンスしたいもの。
スペアのヘルメットシールドを用意しておいて、あらかじめ曇り止め対策のメンテナンスをしておいても便利です。
【番外編】シールドの水滴をはじく!glaco BLAVE/ガラコブレイブ
シールドにガラコブレイブを塗布すると、雨天時、走行風でシールドの水滴がどんどん弾かれていきます。
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