2014年2月8日、東京そして関東一円は大雪に見舞われました。雪はみるみる積り、夕方ともなると、道路脇には20cm超の雪が積もっていました。
8日は土曜日であったため、救われたところはあります。目黒通りの交通量はとても少ないものでした。
行き交う車両の足元に目をやると、時折ノーマルタイヤにタイヤチェーンを巻きつけた強硬派が見られました。
しかし、ノーマルタイヤにチェーン装着だけでは無理があります。駆動輪のグリップ力はある程度確保できても、FFなら後輪、FRなら前輪はノーマルタイヤですから、前後のグリップバランスが大幅に崩れてしまいます。
私もこのような経験がありますが、これだとおっかなびっくりのドライブとなります。ノーマルタイヤ + チェーンは非常時の緊急手段です。
雪道を走行するならば、4輪スタッドレスタイヤの装着が前提となりますが、タクシーの場合は後輪(駆動輪)のみにスタッドレスを装着している車両を多く見かけます。都内で雪の影響を受けるのは1年を通して数えるくらいですし、コストやタイヤの保管場所の問題もあるでしょう。
8日の日はタクシーの数も平常時よりグッと少なかったことからも、車両を待機させたタクシー会社が多かったと思います。
関東圏のドライバーであれば、冬季はラゲッジルームにタイヤチェーンの携行は必須となります。ぶっつけ本番でチェーンを装着することも多々あると思います。
・金属製のラダー型チェーンは安価で取り付けが比較的容易。走行中、かなり振動が出るのがデメリット。またコーナーリング中、横方向のグリップ力が不足気味。
・金属製を選ぶならば、亀甲型チェーンの方がいい。
・振動と音が気になるドライバーには、樹脂製やゴム製チェーンがおすすめ。
コストパフォーマンスでは樹脂製チェーンが高く評価されています。このタイプなら、振動はほとんど乗員に伝わってきません。
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