自動車やバイクの塗装コンディションを綺麗に長く保つためには、やっぱりガレージが欲しくなります。
自動車が雨ざらし日ざらし状態に置かれると、長期的にはガレージ保管と比べて塗装とプラスチックパーツ類の劣化が進みやすくなります。
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伸び続ける、自動車の平均寿命
一般財団法人 自動車検査登録情報協会が発表するデーターによりますと、自動車の平均寿命は伸び続けています。
自動車の平均寿命
1976年・・・普通車が7.05年、小型車が6.79年
2014年・・・普通車が12.97年、小型車が12.44年
※自動車の平均寿命:自動車が新規登録されてから登録が抹消されるまでの平均年数。
この自動車の平均寿命は、自動車が新規登録されてから登録が抹消されるまでの平均年数です。それにしても、普通車と小型車共に平均寿命が12年を超えていることからも、自動車は時代と共に長寿命化しています。
それだけ、1台のクルマに長く乗るオーナーが増えていますから、塗装のコンディションが気になるオーナーが少なくないと思います。
自動車のボディカラーがホワイトやシルバー系ならば、比較的、紫外線や熱の影響に強い傾向があります。それでも、雨ざらし日ざらしの環境下では、塗装は長期的には徐々に劣化していきます。
一方、ソリッドカラーのブルー、グリーン、イエロー、レッド、オレンジ系のボディは直射日光を長期間受け続けると、退色しやすい傾向があります。
終いにはチョーキングと呼ばれ、ボディ全体が白っぽくなってきてしまいます。
これでは目も当てられません。
そこで、やっぱりボディを紫外線や雨から守ってくれるガレージが欲しくなります。
ガレージ(50万円~)
クルマのボディを雨や風、直射日光、雪から完璧に守るためには、やはり物置系のガレージや専用ガレージが理想的です。
(メリット)
・雨、風、直射日光、雪(雪対応品)からクルマを完全に保護できる。
・クルマのボディが汚れない。
(デメリット)
・それなりの費用が必要。
カーポート(15~20万円以上)
住宅地でよく見られるカーポートはある程度、直射日光と雨からボディを保護してくれます。
多くのカーポートの材質はアルミ製。これも基礎工事が必要です。
手頃な片持ち式であっても、本体価格 + 基礎工事費用で20~30万円以上の予算が必要です。
きゃしゃな片持ち式は台風で破損してしまうことがありますから、あらかじめ構造を確認した方が安心です。
(メリット)
・直射日光と雨からクルマの屋根、エンジンフード、トランクリッドを保護できる。
(デメリット)
・直射日光や雨からクルマを完全に保護できるわけではない。
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パイプ車庫(7万円~)
次は、基礎工事が不要なパイプ車庫。
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これは、同梱の取扱説明書を見ながら、DIYで鉄製のパイプフレームを組んでいきます。パイプが組み上がったら、天幕(専用シート)を被せます。
クルマ用のパイプ車庫ともなると幅2m、全長5m以上のサイズとなりますから、1人の作業は難しく、2人での作業が必要です。
(メリット)
・直射日光と雨からクルマを完全に保護できる。
・クルマのボディが汚れにくい。
・工事費不要。
(デメリット)
・豪雪地帯では使用不可。あるいは、冬場は天幕を外す必要がある。
・強い台風によってパイプが変形する可能性がある。(対策の補強部品が用意されている。)
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番外編(ボディカバー)
ボディカバーは本来、シャッター付きのガレージ内で埃よけとして使用するものです。
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クルマにボディカバーをかける前に洗車、またはボディ表面の砂埃を払い落とす必要があります。
概して、屋外でボディカバーを使用すると、砂埃がボディとカバーの間に入り込み、風で煽られて塗装面を傷つけてしまうことがあります。商品によっては、対策として裏起毛生地が貼られているものがあります。
(メリット)
・比較的安価。
・直射日光からボディを保護できる。
(デメリット)
・ボディカバーが風で煽られて、ボディに摩擦傷が付くことがある。
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コストパフォーマンスが高いガレージ/車庫
これらの中で、コストパフォーマンスが高いガレージは「パイプ車庫」だと思います。
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パイプ車庫のシートは太陽光と雨をまったく通さないため、直射日光と雨対策では本格的なガレージと同等性能です。
それで、7万円台から購入できます。
パイプ車庫の専用シートは消耗品ながら、メーカー発表によると高耐久タイプで4~4.5年ほどの耐久性。実際は、5~7年でシート交換が必要です。
このシートはトラックの荷台用としても使われている物。パイプ車庫は構造が簡単なため、撤去も容易です。
予算10万円以内で上記の性能ですから侮れません。
なお、土の地面の上にパイプ車庫を設置する場合、地面に合板やブルーシートを設置したいもの。これにより、湿気の影響をシャットダウンできます。
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