アップルはiPhone7以降、どのようなモデルチェンジを仕掛けていく?

管理人はiPhoneの愛用者。

そのために2011年、わざわざdocomoからauへキャリア変更したのでした。softbankは通信事情の関係で候補から外れてしまいました。

UIのお手本、アップル

管理人が今まで使用してきた携帯電話の中で、やはりiPhoneがダントツで優れています。長年、使用してきた従来のガラケーからスマートフォンに機種変更すると感動的ですらあります。

そもそも、ガラケーと小型コンピュータを比較してはいけませんけど、その伸びしろがあまりにも大きい。AppleのMacもiPhoneもUI(ユーザーインターフェイス)が優れていて操作性は群を抜いています。

iPhoneを購入すると、剛性が高い白い化粧箱の中に取扱説明書は未同梱。当初、念のためアップル/AppleのサイトからiPhoneマニュアルをダウンロードしたものの、結局はほとんど読みませんでした。

つまるところ、Apple製品にはマニュアルは原則不要ということ。これが、機器の本来の在り方。

機器は可能な限り人間に近づく必要があります。人間がマニュアルを片手に悪戦苦闘していること自体、機器メーカーのUI完全無視と言えます。

iPhoneの未来

2008年、日本でiPhone3Gが販売開始となりました。

その後、iPhoneは3GS、4、4S、5、6、7とモデルチェンジを繰り返しています。

技術革新と通信技術の進歩により、時代を先取りするかたちで製品は進化していきます。もちろんiPhoneでさえ、その製品寿命は永遠のものではないでしょう。

iPhoneのSカーブ

マーケティングの世界では、商品のライフサイクルを4つに分けて定義しています。それは、導入期、成長期、成熟期、衰退期。この成長カーブはS字曲線を描き、「Sカーブ」とも呼ばれます。

iPhone

神田昌典氏の著書「2022-これから10年、活躍できる人の条件」にiPhoneについての興味深い内容があります。

神田氏によると、2013年の夏の時点でiPhoneは既に成熟期に入っているのです。

[iPhoneのSカーブ]

・2007年4~6月から2010年4~6月・・導入期

・2010年4~6月から2013年4~6月・・成長期

・2013年4~6月から2016年4~6月・・成熟期

導入期、成長期、成熟期の3つは、ほぼ同じ期間です。

よって、導入期から成長期の開始までの期間がわかれば、成長期の終わりと成熟期の終わりが読めます。iPhoneの導入期は3年ですから、ざっと製品寿命はその約3倍のトータルで9年ということになります。

このライフサイクルは商品によって全て違います。

ある商品を発売したところ、口コミが広がり爆発的にヒットするような商品は、ライフサイクルが短い傾向があるかもしれません。かつて、生まれては消えていったヒット商品が数多くありますけど、どれもこれも飽きられるのが早いのです。

ちなみに、中小企業の場合、ヒットよりもロングセラー製品の方が何倍も有り難いです。

さて、製品が成熟期に入るとライフサイクルが短くなってきます。製品に更なる機能が加えられたり、色のバリエーションが増やされることもあります。

iPhoneのカラーバリエーションが増えるならば、iPhoneシリーズはまさに成熟期に入っていると言えるでしょう。

2017年以降のiPhoneはいかに

S字カーブでは、iPhoneの成熟期は2016年でほぼ終焉を迎える計算になります。もちろん、Sカーブは統計的な考えですから、将来を100%予測するものではありません。

しかしながら計算上、2016年いっぱいでiPhoneシリーズは一区切りを迎えるでしょう。2013年から2016年までは、更なる熟成を図りiPhoneを延命させていく。

その次に、Appleがどのような機種をリリースするかによって、携帯市場の勢力図が大きく変わってくる可能性があるでしょう。2017年からiPhoneの更なる飛躍を期待したいものです。

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