Googleコアアルゴリズムでアクセスが1/3に激減したサイトの復活方法

2017年12月のYMYL(Your Money Your Life)、そして2018年8月のGoogleコアアルゴリズム・アップデートでYMYL系ブログやE-A-Tを問われた他の多くのブログやアフィリエイトサイトが飛び、アクセス数が激減しました。

時間と労力をかけて更新してきたブログのアクセス数が激減すると、管理人の中にはショックが大きく諦めてしまった方も少なくないと思います。

その結果、ブログの放置プレイ。

ドメイン消滅、ブログ消滅

ここにチャンスありとも考えられます。

2018年8月、Googleのアルゴリズムが大変動したこともあり、ブロガーやアフィリエイターにとって「災」の年だったかもしれません。2018年の漢字は「災」ということもあり、こじつけてみました。

「災い転じて福と為す」ということわざがあるように、いつまでも悪いことが続くわけではありません。ネット環境が変化することは、見方を変えれば、そこにチャンス有りと捉えることもできます。

当ブログも2018年8月以降、アクセスの激減に見舞われました。そこで、アクセス回復のための復活劇をご紹介します。当ブログでテスト的に実践してきたブログ復活のための対策内容をまとめてみました。

アクセス回復のための対策

Google Analytics

2018年8月、Googleコアアルゴリズム・アップデートが実施され、当ブログは8月に入ってアクセス数が激減しました。

このGoogle Analyticsのグラフがその証拠。↑

8月に入りアクセス数が半分以下、1/3以下まで激減したのです。あたかも崖から落下したようにアクセスが激減しました。もちろんブラックハットSEOなんてやっていません。

このような経験はブログ運営の中で初めて。もちろん、精神的にかなり来たものの、しばらくその原因を考えていました。

このブログは2013年に立ち上げて以降、備忘録をかねて独り言を含めて更新を続けてきました。愛着があるブログということもあり、捨てることはしませんでした。

そこで、アクセス減となった理由を仮説として書き出してみました。そして、アクセス回復のためにはどうすればいいのか考え、対策を施してみました。その対策はこちら。

アクセス数が極度に少ない記事の削除

(難易度)★☆☆☆☆

Google Analyticsで過去の各記事のアクセスを確認し、アクセスが極度に少ない記事を削除しました。そのような記事はブログにとってお荷物になっている可能性が考えられるからです。SEO的にもプラス要因ではありません。

(※)予めGoogle Search Consoleの「検索トラフィック」>「サイトへのリンク」画面でリンクされているコンテンツを確認しました。外部からリンクされている(被リンク)ページを削除するのは勿体ないので。

文字数が少ない記事の削除

(難易度)★☆☆☆☆

2013年当時と比較して、今や各ブロガーの記事内容が詳細になり、記事のインフレ化が進みました。短文記事であると、検索順位の中で埋没してしまい、上位表示が難しくなっています。(例外は有り)

そこで、アクセス数が少なく文字数が少ない記事を削除しました。

古くなった記事の削除

(難易度)★☆☆☆☆

さすがに年月が経過すると、記事自体が古くなってしまうことがあります。リライトする価値が無い記事を削除しました。

不要なタグクラウドの削除

(難易度)★☆☆☆☆
ワードプレスWordPressタグ

WordPressの管理画面で「投稿」>「タグ」画面を開きます。

タグ一覧の一番右側の「カウント」を確認していきます。カウントが「0」ゼロならば、そのタグを削除しました。

内部リンクのチェック、調整

(難易度)★★★☆☆

内部リンクはSEO上、重要。超重要というわけではありませんけど、記事内容によって適切な内部リンクを貼ることで回遊率が高まります。

内部リンクを貼る場合、なるべく関連ページへリンクを貼ることでユーザービリティの向上に繋がります。また、Google対策としてもプラスに作用すると考えられます。

記事のリライト

(難易度)★★★☆☆

記事のリライトをする価値がある記事であれば、リライトしました。これは、地道に少しずつコツコツと作業しました。一気にリライトしようとすると、心が折れるためおすすめしません。

タイトルとDescription修正

(難易度)★★★★☆

記事のタイトルとDescription修正は記事のリライトと同時進行で行いました。

過去の記事タイトルとDescriptionを眺めていると、記事によっては古さが散見されたため修正しました。ブログの中で一番難しい作業の一つがタイトルとDescriptionの作成。これらに問題があると、記事内容がまともでもアクセスが増えません。

また、タイトルと記事内容の整合性が良くないと、ユーザービリティが低下してGoogleから評価されないため配慮が必要です。

テキストエディタでhtmlのチェック、ゴミタグの削除

(難易度)★★★★★

記事のhtmlを確認するため、1記事ずつ内容をチェックしました。これは、非常に手間がかかり骨が折れる作業ながら、気付きが多々あったのも事実。

WordPressのビジュアルエディタ画面でリライトすると、テキストエディタ画面でゴミと化したタグが増えてきます。

テキストエディタ画面で過去記事のhtmlを見ると、残骸物となっているhtmlタグが思いのほか多いのです。

ぽつんと<p>、<li>、<table>タグが残っていたり<h3></h3>タグが残っていたりと、なかなかの荒れ放題でした。ゴミタグは無意味ですし、SEOと閲覧時のダウンロード速度に影響を与えるため地道に削除していきました。

ブログのPVが回復傾向に

Google Analytics

再びGoogle Analyticsのグラフです。しつこくてスイマセン。

2018年8月に入り、当ブログのアクセス数は激減したものの、数々のブログメンテナンスが功を奏したのかアクセス数が回復傾向にあります。2018年12月中旬の時点で、2018年7月までのアクセス平均の7割前後まで回復しつつあります!

Google Search Consoleで404ページを修正済みとする

記事とタグクラウドのタグをまとめて削除すると、Google Search Consoleの「クロール」>「クロールエラー」画面で404エラーが表示されます。

Google Console 404エラー

レスポンスコードに404表示

そこで、

Google Console 404エラー修正済み

404が表示されているURLをクリックするとリンク元が表示されます。画面にこのような表示が出ます。

GooglebotはこのURLをクロールできませんでした。このURLが存在しないページを指していることが原因です。一般に、404が発生しても検索結果でのサイトの掲載順位が低下することはありませんが、このエラー情報を使用してユーザーの利便性を向上させることができます。

404を放置するのはユーザービリティの面でよくありません。

また、404エラーはGoogle AdSenseのポリシー違反になります。

404ページ

404ページ

WordPressの記事を削除すると、このように表示されます。↑コンテンツが無いページのヘッダーと右側にAdSenseが表示されるのはポリシー違反になってしまいます。

そこで、

(1)画面で既に削除済みの記事であることを確認します。

(2)チェックBoxにチェックを入れる。

(3)[修正済みとする]ボタンをクリック。

複数記事とタグクラウドのタグをまとめて削除すると、Consoleの「クロール」>「クロールエラー」画面で毎日のように404ページが表示されます。こまめにメンテナンスした方がいいと思います。

サイト復活のまとめ

以上のブログメンテナンスは結果的に一定の効果があったと思います。ただ、以上のブログメンテナンスは全て劇的な効果があり、アクセス数が回復してきたとは言い切れないと思います。

2018年8月以降、間違い無くGoogleのアルゴリズムはチューニングを繰り返しているはず。そのアルゴリズムが各ページを再評価し始めているのかもしれません。

今回のメンテナンスからも、ブログを立ち上げてから記事数が増えて年数が経過すると、記事の各部が古臭くなってくるためメンテナンスが大切。

できれば、こまめなメンテナンスが理想的。記事数が増えてからまとめてメンテナンスしようとすると、なかなか大変な作業になるので。

なお、以上のブログメンテナンスが全てのブログに通用するわけではありませんので参考程度に留めてください。

Googleアルゴリズムのアップデートでサイトが検索結果の1ページ目から圏外へ飛んでしまった場合、理由はそれぞれということもあり原因究明は一筋縄ではいきません。考えられる原因に対して1つ1つ対策を施していくしかないでしょう。

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