Googleのアルゴリズム
Googleのアルゴリズムは年間を通して、500~600回も変更を受けているそうです。これは、Googleが公開している情報です。
こちら。英語ですけど簡単な文です。
https://moz.com/google-algorithm-change
検索エンジンのアルゴリズムの変更については、仮説と検証を繰り返さないことには分かりません。それでも、はっきりと把握できないことが多いのが検索エンジンの世界です。
今日のGoogleの検索精度は10年前と比べて雲泥の差です。アルゴリズムの進化に終わりはありませんから、今後10年後の検索精度を想像することすらできません。
Googleは世界中のサーバー内の情報をキャッシュ、インデックス化し、Googleの検索結果の辞書化を進めています。これは、有史以来の壮大なプロジェクトです。
Googleの検索結果は永遠ではない
随分前の事ですけど、とあるサイトアフィリエイターがYouTubeでSEO対策に関して熱弁をふるっていました。
その中で気になったのは
「こうこう、このようなSEO対策を施していくことで1位の検索結果が永遠のものになる」
といった内容でした。
彼は、30歳前後の学者風情的な方。
私の経験からすると、とある検索キーワードで1位の検索結果が永遠に続くことは一部を除いて有り得ません。
例外として、有名企業や組織、有名人のWebサイトやブログ。
例えば、「トヨタ自動車」で検索すると、
トヨタ自動車のオフィシャルサイトが1位表示されます。トヨタ自動車が存続する限り、今後も1位を継続すると断言していいでしょう。
他にも、政府機関や有名人等のWebやブログは、特定の検索キーワードで1位の表示を継続するでしょう。
検索結果は流動的
しかし多くの場合、検索結果は流動的なもの。
例えば、沖合に10艇の漁船が停泊しているとします。
船は波と潮、風の影響を受けていますから、10艇の漁船が1時間後もまったく同じ位置に停泊していることは有り得ないでしょう。船長がGPSと睨めっこしながら船をコントロールしても、定位置をキープすることは容易ではないと思います。
これとSEOを強引に結びつけることはできませんが、検索結果は複数の要因によって変化するものです。
Googleはユーザーのメリットを最優先
万物は流転します。
AさんにとってA’サイトは有益かもしれませんけど、BさんにとってはB’サイトの方が有益かもしれません。
AとBさんが同じキーワードでGoogle検索しても、Aさんのパソコンには「A’サイト」、Bさんには「B’サイト」を優先的に表示した方が、より利便性が高い検索エンジンです。
事実、Google AdSense広告はこのアルゴリズムで動いています。
既にGoogleのアルゴリズムは一般の概念のはるか向こうに位置しているようですし、かつて、業者が行っていたトリック的なスパムSEOは古い古い手法です。そもそも、Googleは有料でSEO業者から有料リンクを購入することを禁止しています。
もちろん、Googleが推奨する検索エンジン対策はしっかりと押さえる必要がありますし、内部対策は依然として大切です。
その先にあるものは、やはりコンテンツを充実させて、Googleが目指す辞書化の波に乗っていくのがスマートな方法だと思われます。
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